コラム
「発展」のための巡視
2013年8月22日
快適職場づくりのための巡視
「発展」の段階では、ハザード・リスクの把握によるマネジメントが基本になる。
作業環境も良好であり、生物学的モニタリングも良好であるにもかかわらず、まだ
改善の余地があり、より快適な職場環境づくりを進める必要がある。
作業環境管理の良好(管理区分1)、生物学的モニタリングの分布(分布1)も良好であり
ながらもよりよい作業環境づくりに結びついた事例としては、生物学的モニタリングの結果
を利用したものをあげることができる。自動ハンダ装置のカス取り作業者の血中鉛濃度が
手動のハンダすけ作業者より高くなった。巡視により原因を追究したところ、カス取り作業中に
堆積していた鉛粉じんやヒュームなどに曝露されていたことが判明した。カスを廃棄するとき
には、廃棄缶に局所排気装置をつけ、作業者はマスクを着用することにより血中鉛濃度が
改善した。
関連するコラム
- 振り込め詐欺 2013-04-23
- HIV 2013-03-28
- 休養中の面談 2013-03-22
- 休職の手引き④ 2013-04-05
- 補聴器は効果ないって言われました③(産業保健) 2013-01-07
カテゴリから記事を探す
辻上周治プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
辻上周治のソーシャルメディア