休養中の面談
快適職場づくりのための巡視
「発展」の段階では、ハザード・リスクの把握によるマネジメントが基本になる。
作業環境も良好であり、生物学的モニタリングも良好であるにもかかわらず、まだ
改善の余地があり、より快適な職場環境づくりを進める必要がある。
作業環境管理の良好(管理区分1)、生物学的モニタリングの分布(分布1)も良好であり
ながらもよりよい作業環境づくりに結びついた事例としては、生物学的モニタリングの結果
を利用したものをあげることができる。自動ハンダ装置のカス取り作業者の血中鉛濃度が
手動のハンダすけ作業者より高くなった。巡視により原因を追究したところ、カス取り作業中に
堆積していた鉛粉じんやヒュームなどに曝露されていたことが判明した。カスを廃棄するとき
には、廃棄缶に局所排気装置をつけ、作業者はマスクを着用することにより血中鉛濃度が
改善した。