休職の手引き④
産業医面談で以前にフォローしていた方と偶然にもお会いしました。
お元気そうで、表情も生き生きとしていました。
今はカフェで働いているようで、楽しそうに話してくれました。
以前は店頭での販売業務に就いておられていました。
20代より左目が義眼で、右眼にも緑内障が出現始めており、職場での
配慮を要すると考えて、産業医面談を実施していました。シフト勤務では
生活が不規則となり、深夜に移動帰宅するとなると眼への負担が大きく
なっていましたので、職場を自宅に近いところに変更してもらい、シフト
にも配慮してもらいました。
その後、しばらくして緑内障の悪化があり、レーザ-手術を受けられ
ました。シフト勤務の配慮も長く続けることに申し訳ないと自責を認めて
おりましたので、休養して今後のキャリアについて一緒に考えていきました。
半年の休養後に、職場を退職して新しい道を自ら選択されました。
私自身も産業医の立場とは違って、今後について、新しい職場へ行くように
アドバイスしておりました。何度も面談を重ねて、自身で決意して、次の
ステップに進まれました。
久しぶりにお会いして、あのときの選択は、本当に良かったと実感できました!
あれから3年経ちました。