休職の手引き④
【なぜ増えている??】
風疹の予防接種は1977年から中学生の女子限定で定期予防接種が開始され、1995年からは風疹そのものの流行を抑えることを目標に、生後12~90カ月未満の男女に定期予防接種が開始されました。そのため制度変更の谷間世代である34歳以上の男性は定期予防接種を受けておらず、25~33歳の男女は、予防接種率がとても低くなっています。
つまり、まさに『働き盛り かつ 育児世代である』20~40歳代の男性が、風しんワクチン接種を受ける機会を奪われており、その夫が感染して家庭に持ち込み、妊娠中の女性にうつす、というまさに悲劇が多発しようとしています。
【予防するためには・・・】
特に次の方は予防接種を受けることが勧められています。
1.妊娠を予定又は希望している女性(注:妊娠中の方には接種できません)
2.妊娠している女性の夫(児の父親)(妊娠している方への感染予防のため)
この場合は任意の予防接種となり、接種費用は全額自己負担となります。(自由診療扱いのため、費用は医療機関によって異なりますが、4,000~6,000円位が大半の様です。)
また、妊娠の可能性のある年代の女性が予防接種を受ける場合は、胎児への感染を防止するため、妊娠していないことを確かめたうえ、予防接種を受けることになります。予防接種後は、最低2〜3カ月間の避妊が必要です。