休職の手引き④
風疹予防の対策を・・・
風疹の患者数が増えており、1月だけで平均的な年間の患者数を超え、大流行と言われた昨年の同時期と比べて、13倍もの患者が出ています。
また、妊婦が感染して心臓などに障害が出てしまった『先天性風疹症候群』の赤ちゃんも昨年から6人が報告され、1年間の報告が2人を超えるのは8年ぶりであることから、厚生労働省は妊娠を希望する女性や夫らに予防接種を行うなどして感染に注意するよう呼びかけています。
【先天性風疹症候群とは・・・】
妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、ウイルスは胎盤を通過してしまうため、生まれてきた赤ちゃんに、以下のような影響が生じる危険性があります。
・低体重 ・白内障、緑内障、網膜症などの眼球異常 ・難聴
・心奇形 ・中枢神経障害 ・脳性麻痺 ・水頭症
・血小板減少性紫斑病 ・間質性肺炎 など
障害の程度を発症の頻度は、妊娠時期のいつ風疹ウイルスに感染したかに関係し、発生頻度は妊娠1か月で50%以上、2か月で30%、3か月で20%、4か月で5%といわれる報告もあります。