HIV
身体障害で車椅子を利用されている労働者の方の中には、排尿のコントロールが
難しい方がおられます。薬を内服してコントロールできることもありますが、
薬でのコントロールに限界がある方もおられるのが現状です。
脳や脊髄の外傷・疾病があり、神経因性膀胱と診断されている方がおられます。
医学的には、弛緩型、自律型、自動型、無抑制型 などに分類したり
核上型、核下型などに分類することになります。
職場では、たびたびトイレに急いで向かっている姿を見ると何か手立ては
ないのかなあと心配になります。
尿意がなく、時間を決めて自己導尿(自分でカテーテルという管を尿道に挿入する)
して排尿している方もありますし、尿意は残存していて尿意に伴って自己排尿して
いる方もあります。
自己導尿は医療職から教わって自分でできるようになると感染の危険性はゼロでは
ないですが、かなり低い確率となり、安全に自己導尿できます。
病状によっては、どこかの段階で、自己導尿を一時的に利用することも大切だと
思います。自動車の運転中や業務中などは、特に検討するべき場面かもしれません。