休養中の面談
児童期にマルファン症候群と診断され、その後は社会人として就業して
いた女性がありました。妊娠を機会に不調になってしまい休養されて
いました。
妊娠による血流増加で心血管系への負担が増してしまったようで、徐々に
大動脈弓部が拡張したようです。このまま妊娠を続けるのであれば、手術
が必要になるとの主治医判断で大動脈置換術を受けました。妊娠継続中の
手術であり、本人も赤ちゃんも大変だったと想像されます。また、主治医の
先生の苦労も多大なものだったに違いありません。
無事に出産できて、子育ても順調だと聞きました。中学生の頃より彼女には
激しい運動の制限があったようですので、重量物の取扱い作業は避けるように
職場への配慮をお願いすることになりました。会社にも理解をして頂きまして
感謝です。
マルファン(Marfan)症候群は1~2万人に1人の確率で発現する症候群です。
今後も定期的に主治医のところには通院されます。