Mybestpro Members

辻上周治プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

性同一性障がい③

辻上周治

辻上周治

テーマ:産業保健

当事者が休養する2週間で、職場の理解を頂かなくてはなりません。
会社ですので、取締役・工場長・職場の理解が必須です。

この性同一性障害は疾患であり、趣味などではないことをまずお伝えしました。
大学病院の倫理委員会でも手術を認められていることも説明しました。

どうにか多くの方には理解してもらえましたが、一部には理解はできるが
感情的に受け入れに時間が必要と話される方がありました。当事者と同期で
入社した社員さんです。これまでは異性として職場で関わってきましたが、
休養明けには同性として接する・行動する(トイレ・更衣室など)ことに
抵抗というのではない混乱があったようです。
ここには時間を掛けようと考えました。その方が受け入れをしてくださる
までは、別のスペース(トイレ・更衣室)を用意して備えることにしました。

職場ではどうにか理解を得られるように、勉強会を開催させてもらい疾患として
医師である産業医から説明させてもらいました。保健師にも手伝ってもらい
職場の方々からの疑問などを聞いてもらい、個別に返答するようにしました。

つづく

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

辻上周治
専門家

辻上周治(医師)

つじがみクリニック

主治医と産業医とは同じ医師ですが、立場が違います。産業医は本人だけでなく会社からの情報(上司や職場の周囲からの情報)も入手して意見を出します。産業医は中立的立場での見解・意見を提示できるのが強みです。

辻上周治プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

産業医として企業を支えるプロ

辻上周治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼