主治医の先生へ①
突然、彼女の表情が大きく変わりました。
「聞こえる!先生、聞こえるよっー!」うれしさで彼女の目は涙でいっぱいでした。
何度も何度もうなづいて、音を確かめるように彼女は聞き入っていました。
その後、補聴器を丁寧に調整してもらって、人混みの中で日常の生活音を確かめるために
百貨店の中を歩き回っていたようです。
補聴器をつけて、職場へ無事に復帰してくれました。大きな問題もなく、業務に従事できて
いるようです。
今回のことで、私自身、補聴器についてとても勉強になりました。と同時に、可能性を
信じて、試みることが大切だとあらためて感じました。