Mybestpro Members

辻上周治プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

アナフィラキシーに備えて(産業保健)

辻上周治

辻上周治

テーマ:産業保健

ある企業の研究部門で動物実験をしていますが、その動物実験担当者がアナフィラキシーを
起こす可能性に備えて、エピペンを導入したいと相談がありました。
臨床ではアナフィラキシーの患者を数回経験していますが、いつもアドレナリンは有効です。

業務上、高確率でアナフィラキシーを引き起こす原因との接触が考えられる場合には
①対応方法を準備しておき、緊急時の行動を伝える(労働衛生教育)
②接触機会を減らすように作業・作業環境を見直す(作業管理・作業環境管理)
③抗体価を測定する。配置転換も視野に入れて作業について検討する(健康管理)
④抗体価が高い労働者にはアナフィラキシーの可能性を説明し意識を高めてもらう(労働衛生教育、個別)
など

これらを進めながら、エピペンの導入も行います。

何もなければいいんですが、準備は怠らないようにしましょう!

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

辻上周治
専門家

辻上周治(医師)

つじがみクリニック

主治医と産業医とは同じ医師ですが、立場が違います。産業医は本人だけでなく会社からの情報(上司や職場の周囲からの情報)も入手して意見を出します。産業医は中立的立場での見解・意見を提示できるのが強みです。

辻上周治プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

産業医として企業を支えるプロ

辻上周治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼