【管理職・リーダー向け】“教えられなかった世代”が“教える側”になったときに知っておきたいこと

山田裕介

山田裕介

テーマ:人材育成、幹部育成、リーダー育成、モチベーションUP、やる気UP、ストレングスファインダー

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

ある管理職の方の声、、、
「自分は、誰かに丁寧に教えてもらった経験がない」
「仕事は“見て覚えろ”で育ってきた」

そんな世代が、今は部長やリーダーとして“教える立場”に。

でも、かつての自分が受けてこなかった教育を
いきなり若手に提供するのは難しい
そう感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、

  • 「何を教えたらいいかわからない」
  • 「若手とどう関わればいいかわからない」

という悩みを持つリーダーに向けて、時代に合った“教え方”と
“対話の入り口”をご紹介します。

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1、「教えられなかった」ことが、教えることを難しくしている

商工会議所で長年勤めてきた50代の部長職の方が、
こう語ってくれました。

・「自分が若い頃は、教えてもらった記憶がほとんどない。
  叱られながら、現場で学ぶしかなかった」
・「だから今、自分が部下に何を教えたらいいのかがわからないんです」
その言葉に共感する人は、少なくないはずです。

かつての職場には、教育マニュアルも1on1面談もなく、
「背中を見て盗め」の一言で片づけられていました。

でも、今の若手にはそのやり方は通用しません。

2、「教える=ノウハウを渡す」ではない

多くの人が、「教える=技術や経験を伝えること」だと考えがちです。
もちろん、それも大切です。

でも、最初の一歩はもっとシンプル。

  • 「何に困っているかを聴くこと」
  • 「どこに不安があるかを確認すること」


これが“教える”の始まりです。
実は若手は、技術よりも「安心できる関係性」を求めています。

3、会話が続かないのは、「何を話せばいいかわからない」から

「コミュニケーションが苦手」
「部下と話すことがない」 そんな声もよく聞きます。

でも、話す内容は立派なことじゃなくていいんです。

たとえば:

  1. 「最近どう?」
  2. 「何か困ってることある?」
  3. 「前よりうまくいくようになってきたね」


こんな一言でも、部下は「見てくれている」と感じられます。

4、ストレングスファインダーが“対話のきっかけ”になる

株式会社ストレングスアスリードでは、
上司と部下のコミュニケーションを深めるツールとして、
ストレングスファインダーの活用を推奨しています。

これは、性格診断ではなく「自分らしさを言語化するツール」。
たとえば:

  • 「慎重さ」が高い部下には、細かいチェックや手順確認が大切だとわかる
  • 「社交性」が強い部下には、人と関わる機会を増やすと意欲が高まる
  • 「内省」がある部下には、質問して考える時間を与えると力を発揮しやすい


こうして、部下の強みに合わせた“関わり方のコツ”がつかめるようになります。

5、「何を教えるか」ではなく「どう関わるか」から始める

・「教えたことがない」
・「コミュニケーションが苦手」
そんな自覚のある方こそ、最初の一歩は“関係性づくり”から始めてみてください。

  1. まずは話を聴く
  2. 「ありがとう」「助かったよ」の一言を伝える
  3. 強みを知って、それに合った声かけをしてみる

それだけでも、部下の動きが変わってきます。

あなたが「変わろうとしている姿勢」自体が、最高の“背中”になります。

6、まとめ

「昔はこうだった」は、今の若手には通じません。

でも、
「昔は教えられなかったからこそ、自分は部下と対話していきたい」
そう思えたとき、あなたは“関係性で育てるリーダー”になれます。

年齢や経験は関係ありません。 対話のきっかけさえつかめれば、
人はいつからでも変われます。

【ご相談・導入のご案内】

ストレングスファインダーを活用した
“対話型リーダー育成”支援を行っています。

「部下との関係をもっと良くしたい」
「今さら聞けない育成の悩みがある」
そんな方はぜひ一度ご相談ください。

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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