銀歯をセラミックで白い歯にして目立たなくする方法
落ちにくい歯汚れのステインが出来る仕組み
歯が汚れやすくなるからといって、喫煙やワイン、コーヒー、紅茶を飲むことを制限するのは難しいですよね。タバコのヤニのほか、ワインやコーヒー、紅茶を度々飲むと、ステインが歯につきやすくなります。
ステインは、本来英語ではシミや汚れを意味する言葉です。歯に着くステインとは、特に色素がついた汚れのことを言います。タバコや前述の飲み物が好きな人は、ステインが溜まりやすいと言われていますが、ステインは元々食物の中に含まれているものではありません。
先述のような飲み物にはポリフェノール類などが多く含まれており、それと歯の表面のエナメル質を守る働きをするペリクルと呼ばれるたんぱく質が結びついてステインとなります。
タバコがステインの原因になるのは、ヤニと呼ばれる植物に含まれる樹脂によるものです。
ヤニは、粘り気があり歯に直接ついてステインとなります。
それだけではなく、タバコに含まれる有害物質は血流を悪化させ、ビタミンCを破壊し、体の機能を低下させるため健康に良くありません。
喫煙者が歯周病にかかる確率は、タバコを吸わない人の10倍以上とも言われています。
取れにくいステインは、歯磨きと唾液の力で落とそう
このように取れにくいステインは、正しく歯磨きをすることである程度は落とすことができます。
ただし間違った磨き方をすれば、逆に歯に汚れは溜まりやすくなります。
力を入れてゴシゴシ磨けば歯の表面のエナメル質が傷つき、そこに汚れが溜まってますます落ちにくくなってしまいます。
歯についた汚れは、歯磨き以外に唾液の洗浄力でも落ちています。
唾液には、食物を消化、分解するだけでなく、歯や舌の表面についた食べカスや細菌を洗い流す働きもあります。
また食事をすると口の中が酸性に傾き、その酸が歯の表面を溶かして虫歯の原因となりますが、唾液には口内の酸を中和する働きもあります。
そして抗菌作用物質も含まれているので、歯の病気を予防する働きがあります。
このように考えると、正しい歯磨きと唾液の分泌を促すようにすれば、ステインも取れやすくなります。
食事の時は、よく噛んで食べる。そして、歯磨きのときは歯茎のマッサージをすると唾液分泌が促進されます。
睡眠不足や体の疲れは、唾液の分泌量を低下させてしまうので、ストレスを溜めない規則正しい生活を心がけましょう。
歯科医で定期的にクリーニングをして汚れや口臭対策を
取れにくいステインは、定期的に歯科医でクリーニングを受ければ歯を傷つけることなく綺麗に保つことができます。
歯科医では、超微粒子のクリーニング剤を使い、高圧の水を吹き付けてステインを取ってくれます。
歯の白さを取り戻すステイン除去は、保険適用外となります。
費用は3,000円から1万円ぐらいまでとなりますが、歯科医院によって価格に差があります。
また歯科医によっては、クリーニング設備がないところもありますので、予約前に問い合わせをするのが良いでしょう。