歯の間に食べモノが挟まる原因と放置しておくことのリスク
間違った歯磨きは歯へのダメージの原因になります
毎日歯磨きをすれば、歯の病気が防げるわけではありません。
一生懸命すればするほど、歯がダメージを受けてしまうことがあります。
口の中は粘膜で覆われています。
体の外側と違い、皮膚で守られていないためダメージを受けやすくなっています。
歯ブラシで力を入れすぎて磨くといった、間違った方法で毎日歯磨きを続けることによって、歯茎は簡単に傷ついてしまいます。
「毎日歯磨きをしているのに、なんとなく歯茎が痩せているように見える」
鏡で口を見たときに「変だな」と思ったら、気づかないうちに歯周病などの歯の病気にかかっているかもしれません。
こんな時は、歯科医院で歯の健康チェックを受けて下さい。
歯茎が痩せていると感じたら・・・ こんな原因が考えられます
「歯茎が痩せている」とは、具体的に次のような自覚症状が現れることです。
・歯の根の表面が見える
・水などが、歯や歯茎にしみる(知覚過敏とも呼ばれています)
・歯がぐらついている又は抜けてしまった
このようなトラブルが発生したら、間違った歯磨きをしているか、気づかないうちに歯周病が悪化しているかのどちらかです。
どちらの場合でも、すぐに歯科医の診断を受けて下さい。
当院では、歯周病などの歯の病気治療だけでなく、正しい歯磨き方法を指導する「歯磨き指導」や「PMTC」(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行っています。
歯科医院では、歯の病気の治療だけでなく病気予防のための指導や歯のクリーニングも行っています。
痛みなどがなくても歯の健康チェックを受けることが出来ますので、お気軽にご利用下さいね。
歯に病気がなければ、間違った歯磨きで歯茎がやせたかも?
特に歯に病気がないのに、歯茎が痩せてきたら、加齢以外に間違った歯磨きをしているかもしれません。
毎日歯磨きをしていると、その磨き方は我流となり歯ブラシのあて方や力の入れ方、磨く順番などがきちんとできていないことがあります。
特に力を入れすぎてブラッシングをすればブラシの毛で歯肉を傷つけ、歯肉退縮をおこしたり、歯肉の淵が盛り上がって異常な形になることもあります。
また、歯の表面のエナメル質が傷ついて剥がれてしまい知覚過敏を起こすこともあります。
歯を磨く時のブラッシング圧は、100~200g程度の力です。
新品の歯ブラシの毛先が2~3週間で広がるようなら力の入れすぎです。
料理用のスケール(計り)があれば、歯ブラシを垂直にあてて、磨いている時の力で押してみて下さい。
力を入れすぎかどうかわかります。
また、歯ブラシを鉛筆の持ち方と同じように持てば、力のコントロールがしやすくなります。