デザイナーズ物件で空室対策
私の自宅に本が多すぎることもあり、本の収納については過去にも何度か書いています。
書庫、図書室のある家
本の多い人が建てる家(書庫/書斎/図書室のある家)
家に大量の本を収納する方法
今回はこれらと重複する部分もありますが、「コレクションの収納」というふうに範囲を広げて書いていたいと思います。
本の数が1万冊以上とか、コミック、雑誌、CD、レコードの収納が納まらない人、仕事、趣味で資料室が必要な人も参考にして貰えればと思います。
※写真は「世界で最も美しい書店」のひとつといわれるポルトガルのレロ書店です
本、雑誌、コミック、CD、レコードなどの収納で、まず考えて欲しいのは「見せる収納か見せない収納か」という点です。
これは、
「見せる収納」=他人に見せる、インテリアとしての収納
「見せない収納」=自分が使いやすい、保管能力重視
と言い換えても良いかもしれません。
見せる収納の例です(日本ファイリング)。
この写真は図書館ですが、同じようなレイアウトは戸建て住宅でも可能です。
レコードであれば、正面を向けてジャケットを見せる収納にしても、個性的なインテリアとして面白いでしょう。
見せる収納を上手く使えば、リビングだけでなく吹き抜け階段や廊下などにも「展示」できますので、インテリアデザインとしても個性的で素晴らしいものになりそうです。
このような「見せる収納」は、インテリア的に映えるのですが欠点もあります。
・日焼けする
・収納能力が低い
・収納能力の増減に向かない
・埃がつく
などです。
これらの欠点を避けるのが「見せない収納」です。
見せない収納は、実用重視。「充分な収納能力」「さっと取り出せる」「ほこりがつかない」「増えても大丈夫」「表紙が見える」「日焼けさせない」ことが目的になります。
見せない収納の例(日本ファイリング)です。
業務用の収納ですが、本格的な収納であれば、住宅でもこれくらいのものが必要かもしれません。
収納能力の高い集密収納でも、このような家具(?)を使えば、いつでも閲覧、取り出しが可能です。
多すぎる本やコミック、CDなどをダンボール箱に詰め込んで部屋の隅に積み上げている人からすれば、うらやましい収納方法でしょう。
「見せる収納」「見せない収納」を紹介しましたが、それぞれの設計上のポイントを書いていきます。
◇「見せる収納」のポイント
廊下や階段の幅、天井高の設定など、基本設計から考えておく。
収納方法、見た目は立体的に考える。
照明器具、空調なども充分考慮しておく。
・・・そして、ある程度の不便は覚悟しておく。
◇「見せない収納」のポイント
なんといっても荷重計算が大事。構造計算は必須事項。
家の中の何処に設置するかを検討する(1階、2階、地階、ロフト、天井裏など)
空調、特に湿度のコントロールが大事。
単に「収納」というのと家具屋さんの仕事のように思いますが、インテリアや間取り、構造まで考えるのであれば、建築士の仕事になります。
今の住宅で「多すぎる」コレクションをお持ちの方は、是非、建築士と組んで、理想の収納付き住宅を作って頂ければと思います。
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家を作るときに考えて欲しいことについて、こちらのページに纏めてみました。
テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
興味のある分野があれば、是非、目を通して下さい。
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