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浅井知彦

コンクリート住宅設計のプロ

浅井知彦(あさいともひこ) / 一級建築士

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

コラム

屋上緑化、屋上庭園。6年目の経過報告【メリットとデメリット、維持費、断熱性】

2015年8月31日 公開 / 2021年8月9日更新

テーマ:屋上緑化

コラムカテゴリ:住宅・建物

自宅の屋上緑化も6年目に入りましたので、簡単に経過報告させて頂きます。

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◆屋上に庭をつくること、最大のメリットは遊べること。

屋上緑化には、断熱性のアップなどの機能面での利点もありますが、最大のメリットはなんと言っても遊べることではないでしょうか。

6年の間に、ここでは家庭菜園、バーベキュー、天体観測、スイカ割りなど、いろんなことをしました。

人目を気にせずに遊べる、フリースペースがあることが最大のメリットだと思います。

屋上庭園で遊ぶ


◆断熱性が向上すること

芝生による屋上緑化によって、最上階への断熱性は確実に向上しました。

芝生への散水で水道代は多少高くなっていますが、断熱性アップ=光熱費の節約と思えば、許容出来る範囲だと思っています。


◆維持費は特にかからない

直接の維持費は、上記の水道代の他、年に数回、芝生と樹木に肥料を撒くことくらいでしょうか。

庭園を美しく維持しようとすれば手間も費用も掛かるかもしれませんが、


◆6年間で雑草は増えた

鳥や風が、雑草の種を運んでくるのでしょうか、雑草は少し増えた気がします。

それでも、普通の庭に比べれば、雑草の数は雲泥の差です。

屋上の芝生
左が施工当時(6年前)。右が現在の様子です。
現在の方が、芝が荒れていますね・・・


◆防水性は問題なし

今のところ、屋根部分の防水性は全く問題ありません。

排水口の詰まりも、ありません。



6年間、経過しましたが、我が家に関していえば、屋上緑化のメリットは充分にあったと思います。

ただ、屋上緑化を誰にでもおすすめ出来るかというと、そうではありません。

楽しみの多い屋上緑化ですが、よく考えてから施工して欲しいという思いもあります。

・・・その理由は、次回に書きます。


【追加情報】最近の状況はこちらです。

屋上緑化、屋上庭園。実際に14年住んでみました。


   ◇ ◇ ◇

家を作るときに考えて欲しいことについて、こちらのページに纏めてみました。

テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25680/

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 ◇ ◇ ◇


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