屋上、ルーフバルコニーのある家を建てる

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:住宅

今回は屋上、ルーフバルコニーのある家についてです。

家を建てるとき屋上ルーフバルコニーというのは「興味がある」「魅力的」「作ってみたい」けど「高そう」「どうやって作ればいいのか判らない」「防水など将来が不安」というものかもしれません。

今回は実際に屋上、ルーフバルコニーのある家を作っている立場から、どうやって実現するのかを書いていきたいと思います。

ルーフバルコニー

屋上のメリットは多い


まず、屋上のメリットについて。

都会の家にとっての屋上は陽当たりが良く、外からの視線が気にならない「第二の庭」です。

家の建て込んだ街中ではかけがえのないプライベート空間になります。

また郊外では素晴らしい眺望が望めるかもしれません。

家に非日常感をプラス出来る、使って楽しい空間です。

屋上

ルーフバルコニーは家の中と外、その間の空間


部屋と繋がった広いルーフバルコニーもいいですね。

ルーフバルコニーは「家の中と外の間の中間のスペース」です。

今の家は断熱性を重視するため、どうしても内向きに閉鎖的な設計になりがちです。

ルーフバルコニーは家の中と外の間のスペースですから、気軽に外を感じられる貴重な空間なのではないでしょうか。

リビングなどに繋げた広いルーフバルコニーは、使い方次第で毎日の生活を楽しくすることが出来ます。

テーブルや椅子を置いて、第二のリビングにするのもいいですね。


ルーフバルコニー

構造には気をつけて


家を建てるときにおすすめしたい屋上、ルーフバルコニーですが、やはり「雨漏り」などの不安があるかもしれません。

屋上、ルーフバルコニーを長く安全に使って貰うためには構造に気をつけて貰いたいと思います。

屋上の利用に向く建物の構造というと、やはり鉄筋コンクリートですね。

屋上、バルコニーのあるマンションも、ほとんどこの構造です。

コンクリートはそれ自体に防水性がありますし、剛性が高い構造ですので安心して屋上を使って貰えると思います。

鉄骨造もいいですね。

特に重量鉄骨は剛性が高いし屋上の床をコンクリートにすることが多いので水にも強い構造になります。

木造については、正直あまりおすすめしません。

軸組木造は剛性があまり高くないので揺れが大きくなりがち。どうしても屋上の防水性能が厳しくなります。

構造材である木は水に弱いので、漏水時には安全性に問題が生じます。

「絶対無理」とはいいませんが、屋上を安心して使うならあまりおすすめしたくありません。

屋上

コストについて


屋上、ルーフバルコニーを作るときのコストについてですが・・・これは家によって違うので一概にはいえません。

屋上をつくると屋根が無くなる分は少し安くなりますが、階段の追加や防水処理の分は高くなる・・・トータルでいうと、やはり少し高
くなるのは間違いないでしょう。

具体的な値段は・・・「車一台分くらい高くなる」気がします。

この場合の車の値段が小型車か高級車かは、設計次第ですね。

ルーフバルコニー

興味のある方、御相談ください


屋上のある家をつくるにはそれなりに「工夫と経験」が必要です。

ハウスメーカーのモデルハウスでは、広い屋上のある家というのはあまり無いのではないでしょうか。

今回ここに挙げた写真は私が担当したものです(1枚目はCG合成ですが)。

屋上

屋上、ルーフバルコニーはとなりの家が近く開放的な庭のつくりにくい都心部で有効ですし、眺めの良い郊外の住宅地にあってもいいものです。

生活にゆとりのある大きな住宅、高級住宅では必須といってもいいかもしれません。

屋上、ルーフバルコニーに興味のある人は、是非御相談ください。

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Mybestpro Members

浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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