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前傾しているということは、最初から下を向いているのです。下に手を振ったらあおり打ちになりますよ。

2019年4月22日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:スウィングの分析

コラムカテゴリ:スクール・習い事

スウィングの分析

前傾角と腕の動きの関係を考えましょう
前傾しているということは、最初から斜め下を向いています
この時、手を垂直方向に下ろしたらどうなるでしょうか?

今回は、たびたびご登場頂いているOさんです。
トップまでは完璧に近い状態になっていますが、ダウンスウィングでの腕の動きが前傾角に合っていないため、プッシュスライスが出てしまっていました。
では解説していきましょう。

1から3までのウェイトシフトは何の問題もありません。
左肩も右の股関節上まで来ていますから、捻転も十分です。
ただ1のシャフトのしなり(緑の線)をみると逆しなりになっていることが分かりますか?
これはご自身では振りかぶっていないつもりでも、実は上げすぎているためヘッドが残り、しなりが逆になってしまっているのです。
2のフェースの向きは文句なしですね?
3では切り返しのしなり(緑の線)が素晴らしいです。

4では1での振り上げすぎの影響で、ややウェイトシフトが遅れています。
そして5です。
ここでOさんはクラブを地面に対して垂直方向に下ろしています。
前傾しているわけですから、最初から胸の面は下を向いています。
それをさらに垂直方向に下ろそうとすれば、いわゆる『あおり打ち』になってしまうのです。
6を見て頂けば分かるように、緑の矢印方向に振っていかねばならないのに対して、クラブは黄色い矢印で示した方向に動いています。

なので7では軸が大きく傾き、振り遅れになっているのがはっきりと分かります。
8ではウェイトが右に残っているのが良く分かりますね?
そうすると9では白い枠で囲った部分のフェースが右を向き、軌道がアウトサイドインなので、左に飛び出し右にスライスしてきました。

先にも述べていますが、前傾しているということは最初から下を向いているわけです。
これに対してさらに下向きに振ろうとすると右体重になり、おあおり打ちになってしまいます。
ではどうすればいいのか?といえば、切り返しでは『右手をボール方向に伸ばす』ような意識を持てば、最初から下を向いているわけですから勝手にクラブは下向きに動いていきます。
この連続写真からわかる大きな問題点は、『自分の感覚と、第三者から見えているものは異なる』ということです。
皆さんも練習場なので上手くいかないとき、自分の感覚だけを信じず、誰かにチェックしてもらった方がいいですよ。
できればそれは、身近な『ちょっとゴルフが上手い人』ではなく、エラーの原因を突き止め、なぜそうなったのか?という機序を分析し、その上で修正(薬の処方)ができるプロに診てもらいましょう。
もしそんなプロは知らないし、どうしたらいいのか分からないというのでしたら、是非オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
貴方のエラーを直すお手伝いをさせて頂きます。
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。
オーシャンゴルフアカデミーは、このGW中も営業いたしております。
(4月22日(月)から5月4日(土)まで。29日・1日・3日はラウンドレッスンです。5日(日)と6日(月)はお休みです)

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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