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ゴルフが上手になりたいという熱意は、700キロも遠しとしません

2018年9月14日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:スウィングの分析

コラムカテゴリ:スクール・習い事

はるばる東京からレッスンにお越しになりました。
上手くなりたいという情熱は、700キロも遠しとしません。
厳しく分析してほしいと言われましたので、通常より辛口で分析しております(笑)

先日、Tさんがお越しくださいました。
Tさんは、東京都の西部にお住まいです。
私のレッスンが受けてみたいと、遠路はるばるお越しになって下さったのです。
(今回は顔出しをご了承いただいておりますので、目線は入れておりません)

Tさんは、以前のコラムにも書いたWさんの友人で、昨年私が関東でWさんとゴルフをした時にご一緒させて頂きました。
その時、わずかではありますがアプローチなどをお教えしたところ、ファンになってくださり、今回の来神となりました。
オーシャンゴルフアカデミーでのレッスンを受け、翌日はラウンドでもレッスンをいたします。
遠路をいとわずご来店下さり、本当にありがとうございます。
ではスウィングの分析をしていきましょう。

まず見て頂きたいのは、グリップの動きより膝とスウィングセンターの動きの方が速いことです。
緑の線をみてください。本来左ひざの方が右ひざよりやや前に出ているはずの所で、逆に後ろに引けています。
これは青い線で示した通り、上体=腰を早くに廻し過ぎており、グリップの方が遅れてしまっているところから起きています。
だから2では、シャフトがインサイドに入り、動いている距離は同じでもヘッドの高さが低いのです。
3では、もうこれ以上廻らない所まで上体が来てしまっています。
本来ならこの辺りでは、まだ余裕がないとといけないのですが、腰を廻し過ぎているため詰まってしまっています。

だから4では、もう上体が廻らないので、クラブをインサイドに=ひじを後方に引かざるを得なくなっています
そうすると5のように、行き場を失った右ひじは上に逃げざるを得なくなり、軸も左に傾き、ヘッドはシャットでクロスに入ります。
ダウンスウィングに入っても、ヘッドが遠回りをしているので、6のように振り遅れた状態で下りてきてしまっています。

7では赤い線の所まで来ていないといけない体重軸が、青い線の所までしか来ていません。
緑の線がスウィングセンターですが、振り遅れているのが良く分かります。
いいタメができているように見えますが、遠回りしてきた結果なので、8では既にコックがほどけてしまっています。(紫の線で囲った部分)
9では5の裏返しで、左肩が上方に伸び上がっています。
トップまでに軸が左に傾いてしまっているので、切り返してからは右に傾いていますね?

10では、良く頭が残っているように見えますが、実は青い線のように右に体重が残っているから頭がここにあるだけなのです。
11ではきれいに回転しているように見えますが、実際には体重が右に残っているのが良く分かります。
12ではのけぞってしまっていますね?

ではどうすればTさんのスウィングは、もっと遠くに正確に飛ばせるようになるのでしょうか?
そのカギのすべては1にあります。
まず右腰を動かすのではなく、ヘッドが先に動くように意識することで直るでしょう。
腰から捻転を始めるというのは原則ですが、Tさんの場合十分できているのに意識しすぎて『やりすぎてしまっている』のです。
『過ぎたるは及ばざるにしかず』ということわざがありますが、Tさんはまさにその通りで、できているのにもっとやろうとしてやり過ぎになっているのですね。
だから腰の回転は充分だから、今度は手を動かそうと思ってみてください。
そうすればオーバースウィングも収まり、切り返しで遠回りすることもなくなると思います。

実は今テスト的にこのような連続写真や、動画を使った遠隔レッスンを行っています。
詳しくはテストして、その結果次第ですが近い将来このようなレッスンも採り入れていくつもりです。
その際は、皆さんどうぞご利用くださいね。
そしてお近くの方は、気軽に無料体験レッスンを受けにお越しください。
お待ちいたしております。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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