私の作ったクラブは、いきなりコースで使っても大丈夫と言って頂きました
目的別クラブの種分けとセッティング
ゴルフクラブには、ドライバーからパターまでありますが、その用途によって区別している方はそう多くないように思います。
飛ばすのはウッド。グリーンを狙うのがアイアン。カップを狙うのがパター。
これくらいの認識しかないのが普通なのではないでしょうか?
しかし同じウッドと言っても、ドライバーと7番ウッドでは人によって用途が変わるとは思われませんか?
ドライバーの距離が250ヤードも出る方にとっての7番ウッドは、ロングアイアンの代わりのものかもしれません。
しかし、170ヤードの方にとってはドライバーと同じように、できるだけ遠いところまで運びたいクラブであると思います。
今日はそうした用途と種別を解説していきますね。
私はクラブの用途によって3種類に分けています。
1:ドライバー組
これは飛んだら飛んだだけOK!という分類です。
2:アイアン組
これはグリーンを狙うために、『7番アイアンなら、キャリーは135ヤードで、ランが6ヤードなのでトータル140ヤード前後』と、はっきりした距離を打つという分類です。
3:パター組
これは最終目標である『カップイン』を狙うという分類です。
ではドライバー組にはどんなクラブがあるでしょうか?
もちろん個々人の飛距離や戦略によって差は出ますが、大まかに言って3番ウッドや5番ウッドがこれに当たります。
ただし、距離の出ない(ほとんどのパー4で2オンが無理)方の場合は、7番ウッドやユーティリティーもドライバー組に入ることがあります。
アイアン組は、はっきりした距離を打つクラブという分類ですから、ショートウッドやユーティリティーもこれに入る場合があります。
今のご時世でのクラブ構成では、5番ユーティリティーあたりからピッチングウェッジや50度のウェッジあたりまでがこれになるのではないでしょうか?
最後にパター組ですが、これはもちろんパターが入りますが、私はウェッジもこの組に入ると考えています。
カップを狙うのがパターだとすれば、ウェッジは直径4メートルのカップを狙うクラブだと思うからです。
ですからウェッジは、アイアンとセットにする必要はなく自分の打ちたい距離が打ちやすく、方向が出しやすいものが良いと考えています。
ではそれぞれの分類を、どうセッティングしたらよいのでしょうか?
何番ウッドとかといった分け方ではなく、ドライバー組(飛んだら飛んだだけよし!)と、アイアン組(決まった距離をきちんと打てる)と、パター組(カップを狙う)とに分けて考えていきましょう。
まずドライバー組ですが、前のコラムでも書きました通り、飛距離の出ない方は少しロフトの立ったヘッドで、やや軽めで硬めのシャフトでランを稼ぐ。
距離の出る方は、好みによってランを稼ぐタイプであったりキャリーのみで良しとするタイプであったりしますから、それぞれのコース戦略もしくは組み立て方によって選ばれればよいでしょう。
とにかくドライバー組のクラブは、ひたすらグリーンに近づけるのが目的ですから、ハイボールだろうがライナー性のボールだろうが、自分が振りやすく、『自然なしなり』で打てるクラブを選ぶのが良いと思います。
次にアイアン組ですが、ドライバー組よりもやや重く軟らかいシャフトが良いでしょう。
球を上げて止めたいわけですから、手が先に走りがちな軽いシャフトよりも自然とタメを作ってくれるやや重めのシャフトで、しなりを感じられる程度に軟らかいものがいいと思います。
ヘッドは飛び系でもクラシック系でもいいので、ご自分のコース戦略に合ったものを選べばいいと思います。
さてパター組ですが、私はウェッジもこの組に入れると書きました。
そうするとウェッジは、フルショットするアイアンと同じスペックでそろえる必要はないということになります。
パターはウッドやアイアンとは異なるシャフトやバランスですよね?
ウェッジも同じで、アイアンより重めのシャフトでしかも軟らかめが良いと思います。
タイガーウッズも、アイアンはダイナミックゴールドのX100ですがウェッジはS400を使っています。
重めの軟らかめにすることで、小さなスウィングでもしなりが生まれ、フワッとした球が打ちやすくなります。
また力みにくくなるという方もおられますよ。
また、パターでフルスウィングすることは皆無ではないにしろ、滅多にないことです。
ウェッジもフルショットよりもコントロールショットの方が多いクラブですから、パターと同じ分類に入ると思います。
パターそのものに関しては、これは個人の好みとしか言いようがありません(笑)
アップライトなものもあればフラットなものもあります。
トゥアンドヒールバランス(ピン型)もあればマレット(かまぼこ型)もあります。
構えた時にしっくりくるものが良いでしょう。
いかがでしたか?ご参考になれば幸いです。
もし『実際に会って、自分に合うクラブセッティングの相談がしたい』という方がおられましたら、どうぞお気軽にオーシャンクラブにお越しください。
お待ちいたしております。