レッスンの時は、ミスをした方がいいですよ

2018年8月23日公開 / 2021年3月1日更新

テーマ：スウィングの分析

コラムカテゴリ：スクール・習い事

スウィングの分析3
素晴らしいスウィングをされてしまうと、解説のしようがないのです（笑）

今回もラウンドレッスンさせて頂いた方のスウィングの分析です。
MSさんは、かなりの飛ばし屋です。
この撮影時のショットは、本当に最高で修正するところが見当たらないくらいでした(笑)
では分析と解説をしていきましょう。
（赤い線は本来あるべき場所。青い線は実際の場所。紫の線は注意して見て頂きたいところです）

1ではやや開き気味に上がっていますが、これはMSさんの上げ方なので問題ありません。
2ではきれいに左肩が右の股関節の上に乗っています。
上体の捻転は充分ですね？
3ではダウンスウィングに入る瞬間に、赤い線の方に体重移動が始まっており、振っていく準備ができています。
クラブの位置は2と変わらないのに、体の捻転だけが既に左へと動き始めているのがお分かりになると思います。
完璧と言っていいでしょうね（笑）

4ではしっかりと『タメ』ができており、体重も左に乗っています。
3で右ひざに余裕があるため、しっかりと左に踏み込めているからです。
5ではしっかりヘッドを遠くに投げ出すようなフォローがとれています。
この時のショットは、280ヤードを超えたと思います。

さて、3回にわたってラウンドレッスンの中でのスウィングを解説してきましたが、この第3回でお気づきになったことはありませんか？
はい、そうです。今までにも言ってきましたが、『ミスをしてくれないと、直しようがない』のです。
このMSさんのスウィングは、前2回の生徒さんたちと違ってノーミスでした。
そうすると、私は『素晴らしい！』としか言えないんですよ（苦笑）
だって、このスウィングのどこを直せばいいんですか？
飛距離は充分。方向も持ち球のドローでフェアウェイど真ん中！
もちろん他のホールでミスもされていますから、そちらでは直しましたが、このショットに関しては、分析はできてもエラーの解説はしようがありませんでした。
皆さんが体験レッスンにお越しになった時、ミスのないショットは見たくありません。
私は皆さんのミスを見たいのです。
そうしないと、どこを直したらいいのか？が分かりませんから。
恥ずかしがらずに一杯ミスショットを見せてください。
ミスがあって初めて直すことができるのですから。
どうか気軽に無料体験レッスンをご利用くださいね。
皆さんのミスから、貴方に合ったスウィングを見つけますから。