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ショットの好不調とスコアの好不調は、必ずしも一致するとは限りません

2018年8月28日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:スウィングの分析

コラムカテゴリ:スクール・習い事

ショットが不調の時
その不調、本当にスウィングがおかしくなっているのでしょうか?
上手くなる途上で、ショットがおかしくなることもありますよ

例えば練習を重ねて、上半身の捻転が上手くなったとしましょう。
普通に考えれば、そのままスコアに反映されると思いますよね?
しかし、もし下半身の動きが上半身の上達に追い付いていなかったとしたら?
その捻転には、『ズレ』が生じてしまいます。
そのズレが、ショットの不調を生むこともあるのです。
少しわかりやすく、コイルの画像を使って説明しましょう。

このコイルの右側がいいスコアです。いいスコアとは、自分がショットの内容とスコアに満足できる状態を指します。
コイルの上に行くほど、技量は上達しているということを示しています。
もいちろん0の時は、技量もなくスコアも悪いです。
練習をして技量が少し上がった。これが1の所です。
技量も上がり、スコアも良くなった。
しかし2に来ると、技量は上がっているのにスコアは悪い。
1より2の方が、技量的には上にいますよね?
しかし、先ほど述べたように『ズレ』が生じると、スコア的には良くない=ショットの内容とスコアが釣り合わず、満足できない状態になるのです。
このように、技量のアップとスコアのアップはコイルの左右を動くように連動しています。
ショットはイマイチなのに、スコアは良い。
逆に、ショットはキレッキレなのに、スコアはイマイチ。
2から3、3から4・・・という風に、良いと悪いを繰り返しながら技量とスコアは伸びてゆくのですね。

問題なのは、この技量とスコアにギャップが生じた時、その原因が何なのか?を皆さんは知るすべを持たないということです。
本当にショットに狂いがあってスコアにつながらないのか?
あるいは部分的に良くなってズレが生じたために上手くいっていないのか?
皆さんんは、これらを突き止めるすべをお持ちですか?
ありませんよね?だから皆さん悩まれるわけですから(笑)
このように、上手くいかないときの対処法にはいくつかあります。
まず最初は、静止状態に狂いはないか?を確かめます。
グリップ、エイミング(肩・腰・膝のライン)、セットアップ(手の位置・体重配分など)
を確認し、狂いが見つけられなかったら、自分のスウィングを信じてタイミングが合うまで練習を続ける。
もし狂いが見つけられず、練習に励んでいるのに直らない場合はプロに意見を求めましょう。
体の具合が悪い時もそうですよね? まず生活習慣を改めてみて、それでも良くならないようだったら病院に行くでしょう?
スウィングも同じです。最も多くのエラーを起こす静止状態を確認しても異常がない。
少なくとも自分で分かる異常は見つけられない。
ならもう素人の手には余るということです。
診断できる目を持ったプロに診断してもらう以外ないでしょう。

技量の伸びと、スコアの伸びは必ずしも一致しません。
ショットは悪くないのにスコアが良くないとかで悩んだら、簡単に自分のスウィングが悪いと決めつけず、『もしかしたら、良くなる過程でのおかしさなのかもしれない』と疑ってみましょう。
これについては、以前のコラム『オーバースペックとアンダースペック』でも述べた通りです。
もし悩まれたら、一人で迷路に迷い込む前にオーシャンゴルフアカデミーでをお訪ねください。
貴方の悩みを、納得できるように解決させて頂きます。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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