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体を動かし過ぎるのも良いとは言えない場合があります

2018年8月22日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:スウィングの分析

コラムカテゴリ:スクール・習い事

スウィングの分析2
体を動かし過ぎるのも良くなのです。
軸の回転だけを意識すれば十分です。

今回も先日のラウンドレッスンを受けられた方のスウィングを解説していきます。
今回はMさんです。
(赤い線は本来あるべき場所。青い線は実際の場所。紫の線は、注意してご覧頂きたい箇所です)

1の写真からも、両腕が大変緊張しているのが伝わってきますね?
特に右ひじの張りが顕著です。
2では少し腰が廻りすぎています。そのため右ひざが突っ張ってしまっていますね?
軸はきちんと廻っています(赤い線)が、シャフトがクロスに上がってしまっています。
これは、体を廻そうという意識(無意識でやっているかもしれません)が強すぎて、右腰を引いてしまっているために起こっています。
3では、クロスに上がったヘッドを上手く体の回転と体重移動(赤い線)で修正しながらダウンスウィングに入ってきていますね。
これはMさんのタイミングですから、ここまでの上半身の動きはエラーではないのです。

ところがせっかく上手くスクウェアに戻したのに、4では3での右ひざの伸びがたたって、左への踏み込みができず、その場で体を廻さざるをえなくなってしまっています。
下半身が上半身の動きよりも遅れているのです。逆に見えるかもしれまんが、実はそうなんですよ(笑)
そのため5では、左腰がスウェイしており、インパクトが遅れています。
体が流れているため、6のフィニッシュでは左のつま先が浮き上がってしまっています。

Mさんのエラーは、腰の動かし過ぎです。
2で右腰を廻し過ぎているから右の膝が伸びきってしまい、ダウンスウィングのスタートで左へ踏み込むことができず、スウェイになってしまったのです。
これを直すには、まずセットアップ時の両腕の緊張を解き、腰を廻すのではなく左肩が右の股関節の上に乗ることだけを考えれば良いでしょう。
エラーがあっても、直し方さえわかれば対応はできます。
Mさんの場合、腰の廻し過ぎ以外にはモーションに大きなエラーはありません。
右ひざが伸びないように=腰を廻し過ぎないようにさえ気をつければ、すぐに直るでしょう。

皆さんもミスショットが出た時、モーションばかりを気にしていませんか?
ミスが出るのには原因があり、直すためには途中の動きばかりを追っていたのでは直りませんよ。
オーシャンゴルフアカデミーでは、皆さんのミスの原因を探し出し、修正するお手伝いをしております。
無料体験レッスンもやっておりますので、お気軽にお越しくださいね。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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