男性が結婚した方がよい理由
兵庫県神戸市三ノ宮(三宮)の結婚相談所マリッジマネジメントセンター 仲人(じねん)です。私は、キャリアコンサルタントと仲人を生業としています。そこで結構、ご相談がある方は、しっかりと仕事をしてきて気が付くと「結婚しなきゃ」「ぼちぼち結婚」と考える働く男女の30代が多いです。女医の方はもちろん、中間管理職のような仕事をしている人、仕業の方、そして、会社員で仕事を続けている人。これからを考える間なくお仕事をしていきた人たちでしょうか。
そんなビジネスではしっかりと成果を残している人も、婚活となると実は悩みはみなさん同じです。社会経験があるからと、お相手の気持ちがよりわかったり、スムーズに交際・結婚へと進むかというというとそこはどうやら違うようです。
今日は、成婚していく人たちが、どんな風かをご案内して、ご自身の心の持ちようの参考にしていただければと思います。
成婚するカップルに共通なもの
婚活の現場で、たくさんのカップルの成婚を見届けてきましたが、そのたびに感じることがあります。
成婚するカップルには、初めから感じる何かがあるのかもしれない、と思うことがあるのです。しかし、その“何か”は初対面からはっきりと見えるわけではなく、むしろ育て上げていくものだと感じています。それは、お互いの思いやりや、共に歩む姿勢の積み重ねから生まれるものなのでしょう。
ある成婚カップルの事例
例えば、ある成婚カップルの話です。お見合いの場では特別な印象はなかったと言います。しかし、その後の交際を経て、互いの理解を深めていく中で、自然と結婚を意識するようになりました。特に印象的だったのは、デートの行き先を決める際に、男性が何気なく聞いた女性の希望をしっかり覚えておき、それを次回のデートで提案したことです。
女性はその提案を聞いたとき、ただの「気遣い」以上のものを感じたそうです。自分の何気ない一言を覚えていてくれる、その姿勢に「この人は私を大切にしてくれる人だ」と安心感を抱いたと語ってくれました。それが交際から真剣交際へと進むきっかけになったのです。
共通するもの
思えば、成婚に至るカップルには共通していることが一つあります。それは、「相手を思いやる気持ちを形にしている」ということです。ただ頭の中で「大切にしよう」と思っているだけではなく、相手に伝わる形で示しているのです。そのためには、些細な会話でもしっかりと覚えておき、次の行動に生かすことがポイントです。
なかなか進まないケースに多いのは、
逆に、なかなか交際が進まないケースでは、この「形にする」という部分が欠けていることが多いように感じます。気持ちはあっても、行動に反映されていなければ、相手には伝わりません。特に男性の場合、気遣いや思いやりを言葉や行動にするのが苦手な方も多いかもしれませんが、その一歩を踏み出すことが成婚への鍵となるのです。
成婚に進むはずなのに、逃ししまうケースもある
一方で、成婚を逃してしまうパターンも存在します。それは「お互いに待ってしまう」ケースです。例えば、デートに誘いたい気持ちはあるものの、相手が忙しそうだから遠慮してしまう、あるいは「自分から誘うのは良くないのでは」と思い込んでしまうことが多々あります。誘われるのを待っているうちに、チャンスを逃してしまうのです。
お見合いはすごく楽しかったのに・・・っていう時は、こんなことがあったのでは?
また、「いつ誘ってよいかわからない」「相手に迷惑をかけたくない」と感じている方も少なくありません。しかし、これは思い込みや言い訳であることも多く、大切なのは一歩踏み出す勇気です。たとえ相手が忙しくても、自分から声をかけることで相手に気持ちが伝わることもあります。
相手の反応を怖がらず、まずは素直な気持ちで行動してみましょう。その積み重ねが、やがて成婚へとつながっていくのです。
まとめ
婚活において大切なのは、思いやりを育て続けること。そのためには、お見合いやデートの中で「相手のことをもっと知りたい」という意識を持ち続け、相手の話に耳を傾け、覚えたことを次に活かすことが必要です。それが結果として「この人となら幸せになれる」と感じさせるきっかけとなり、成婚への道が開かれていくのです。
成婚は決して一瞬で築かれるものではありません。お互いが歩み寄り、思いやりを積み重ねた結果として育つものです。ですから、婚活をしている皆さんには、ぜひ小さな一歩を大切にしてほしいと思います。焦らず、一つひとつの出会いを丁寧に育てていきましょう。