結婚している人のうち 26.8%は再婚という現実 【厚労省発表】
兵庫県神戸・三ノ宮でマリッジコンサルタント・仲人をしている自念(じねん)真千子です。
先日、成婚会員のインタビューをしていたときに意外な本音がでてきました。
彼は、40代前半で年収800万円越えの俗にいう高収入男性として、お申込みが結構くる会員でした。
高収入男性グループの婚活の割り算
その彼が、婚活を思い出しつつ、
「最近の女性って奢らない男性とは、さっさと見切りをつけるのが結構ひどいですよね。僕は、年収から時給で換算するとだいたい4500円なんです。2時間のデートだと9000円換算なんです。
しかもデート先のお店探し、予約、エスコートをするなど考えると結構な稼働率なんです。それなのに女性は、奢らない男はありえないと言うじゃないですか。「こっちがありえない」って、ずっと思ってました。と、少々感情的にお話されました。
高収入男性のシビアな金銭感覚
細かく計算していた様子には驚きましたが、男性がデート代にかなりシビアに考えていることを改めて感じました。ここは、昭和から平成へと婚活年代が移行したことによる金銭感覚の違いを改めて感じる言葉でした。
昭和のおじさんたちは、「女性にはおごるものだ!」って考えている人が多かったようです。
そういえば、最近は、全体の7割くらいの男性がデート代について何かしら相談されることが多くなったように感じます。一般的に年収が高い男性の方が、お金について話すことが多い印象があります。
特に事業を自分でされている方などは、その傾向が強いかもしれません。
年収で近づいてくる女性を見極める手立てとして、活用
結婚相談所のプロフィールカードは、男性の年収は、だいたいわかるようになっています。ですので、
彼が高年収のグループの人っているのは、分かってお見合いのお申込みがきます。彼自身もそれは分かっているのですが、問題はその次ぎ、といいます。
仮交際(プレ交際)に入ってからも、自分の年収が分かっている分、おごってもらって当たり前という態度を感じると気持ちが萎えてしまうといいます。
例えば、2回目のデートでも、敢えて「お茶を割り勘にしてみる」らしいです。そこで、明らかに、お相手が「割り勘なんて・・・」という態度、たとえば、お財布をだす振りをするとか、おごってもらって当たり前という態度の時は、もう、交際終了と決めていたそうです。
「それで、かなり嫌なやつって思われたかもしれませんが、一生のことですから・・・とも」
彼女をパートナーに決めたのは、さりげない気遣い
まさしく、年収の高い人は、お見合いには事欠きませんでした。そんなあまたの思う指呼にがある中で、彼女をパートナーとして決めたのは、ちょっとした気遣いでした。
最初、彼女と出会った時は見た目は地味で、今までデートしてきた女性たちとは雰囲気が異なりましたが、とても居心地がよかったそうです。そして、お会計では、なんとお財布を出すフリだけではなく、現金をしっかり出してくれたのです。しかも、1000円札がちゃんと用意されていたそうです。
聞くと今までの中には、10,000円札をだしておつりを準備しないといけないというシチュエーションにもっていく人もいたとか(^^;)
そんな経験を数々していた彼にとって、きちんと1,000円札を準備していた彼女が、「割り勘でお願いします」と伝えてきたことに一種、驚きすらあったそうです。
「正直タイプではなかったのですが、あの1,000円札割り勘が心に残り、もう一度出会ってみよう」という気持ちになりました。ただ、彼女は出会うごとにち着いた時間を過ごせるようになり、いつしか、結婚を意識する相手になっていました。また、彼女が仕事を続けたいと言ってくれたことも、背中を押したように感じます。
年収高め男性は、他の人とは違うあなたらしいキラリ光る気遣いを
今回は、お相手の気遣いが、うちの会員にも伝わり、相互の価値観が合ったことで、トントンとお話が進みめでたく成婚退会となりました。
彼のお話を聞いて一つ、感じたことは、
多くの出会いのチャンスがある会員と、出会う縁がつながったなら、あまたの一人ではなく、さりげない気遣いや自分らしいなにかをPRすることもすごく大事なことではないかということです。
「一期一会」最近、あまり聞かなくなったことばかもしれませんが、お見合いはまさに、「一期一会」です。
一期一会とは、一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意。もとは、茶道の心得を表した語とか。
ぜひ、このあたりも頭の片隅において、出会いを重ねていっていただきたいです