未婚男子7割、未婚女子6割が交際相手がいない
コロナ禍の中、人と出会う機会がめっきり減少したことから、婚活サービスで出会い結婚するカップルが増加しています。
新型コロナウイルス感染症流行下における婚活に対する意識では、「婚活には新型コロナウイルスの流行は関係ないと思った」と回答した人が比較的多く、コロナ禍だから恋愛できない、結婚できないではないようです。その背景には、自粛で1人で過ごす時間や将来を考える時間が増え、誰かと過ごすことの大切さをより大事にするマインドが高まったことがあるようです。
その増加の実態と、婚活サービスの特に婚活アプリと結婚相談所の上手な活用方法について考えていきます。
婚活の実態調査
婚活サービスを通じて結婚した割合は16.5%で、3年連続過去最高を更新。
独身者※の約27.2%が婚活サービス利用経験があり、出会いの手法の一つとして定着しつつある。コロナ禍の婚活を前向きに捉え、オンライン活用が進む。
「婚活実態調査2021(リクルートブライダル総研調べ)
加えて、人との接触を避けなければならない状況であったことから、これまで以上にオンライン活用が浸透したようです。実際に、3割以上の回答者が婚活に対する意識として「オンライン婚活であればコロナ禍でもできると思った」「婚活には新型コロナウイルスの流行は関係ない」という項目を選択するなど肯定的に捉えており、従来対面での婚活手段が主流であった、結婚相談所や婚活パーティ・イベントでもオンライン活用が進んでいます。
実際に結婚相談所でもオンラインを活用したオンラインお見合いは頻繁に開催されており、感染予防を考えるとオンラインを敢えて選択する人も増加しています。
婚活サービス利用者の半数が結婚成立
2020年に結婚したカップルのうち、婚活サービスを利用していた人は33.1%にも及びます。3人に1人は「婚活サービスを通じて、結婚相手を探していた」ことになります。
この33.1%も過去最高となります。
その上、驚異的なのは、婚活サービスを利用して結婚に至った人が49.9%にも及んでいることです。婚活サービスを利用した人の2人に1人は「結婚相手を見つけた」ということになります。この数字も2年連続で過去最高となっていいます。
つまり、2020年に結婚した人の約5人に1人は婚活サービスを通じて結婚したということになります。
どのような婚活サービスを利用して結婚相手を見つけたか
2017年から20年までの4年間を見ると、結婚に至った婚活サービスでは、
「結婚相談所」は2.4~3.5%、
「婚活パーティ・イベント」は2.7~3.2%だが、
「ネット系婚活サービス」は2017年の5.0%から2020年には、11.1%と倍増している。
(参考資料:リクルートブライダル総研が8月31日に発表した「婚活実態調査2021」)
婚活サービスの上手い活用方法
婚活サービスと一括りになっていますが、婚活アプリ・婚活パーティー・イベント・結婚相談所と種類があります。
婚活される方の性格によって相性のよい婚活サービスを選ぶことが結婚への一番の近道ですので、それらの特徴と活用方法についてご案内いたします。
婚活サービスの詳細
婚活パーティー・イベント | 婚活アプリ | 結婚相談所 | |
---|---|---|---|
出会い方 | 会 場 | ネット検索 | ネット検索&仲人の紹介 |
出会える人数 | 参加者人数 | 多 い | 月2名から3名程度 |
サポート | な し | な し | 充 実 |
月額料金 | 2~5千円程度 | 無料~6千円 | 1~1.5千円程度 |
メリット | 一度に多くの人に出会える | 安 価 | 仲人のサポート |
デメリット | 大勢との話で疲れる | 選択肢が多くて迷う | 料金が高い |
活用するチェックポイント
・婚活パーティー・イベントは、どんな人が集まっているか行ってみないとわからない
・婚活アプリは無料のところもあり、価格は比較的安価
・婚活アプリ・結婚相談所は、自分で探せる
・結婚相談所は申し込み人数に制限あるところがある
・顔が見えない結婚相談所もある
タイプ別 婚活サービスのすすめ
婚活サービスの内容をご案内して、さて、自分の性格に合っている婚活サービスを見極めてください。
【婚活サービス各種】 | 【向いているタイプ】 |
婚活パーティー・イベント | たくさんの人の中から選びたいという人、社交性のある人 |
婚活アプリ | 自分のペースで相手を探したい人、見ず知らずの人とのやりとりに抵抗のない人、まめな性格の人 |
結婚相談所 | 誰かに相談しながら進めたい人、背中を押してもらいたい人 |
婚活サービスを使う時の注意点
今や、5人に一人は婚活サービスで結婚相手を探している時代。
結婚を考えている人、恋人がいなくて結婚をしたいと思っている人は婚活サービスを使わない手はありません。
そこで、今度は、実際に活動するときの注意点です。
婚活アプリにNGなプロフィール写真のポイント
①複数人の顔が写っているもの
② 顔が横向きなど、よく見えないもの
③ “薄暗い室内”“生活感が見える室内”で自撮りしたもの
④ 実物以上によく見せようとする意図的なもの
例えば……
*年齢以下に見せようと画像加工アプリを駆使
*ぽっちゃり体型をほっそり加工したもの
出会った時に、ご本人とあまりに違うものは出会えないってことを意識してください。
写真は出会うための大事なツールです。
好感度の高いプロフィール写真のポイント
① 顔が“はっきり見える”
② 背景が明るい
③ 日常的な雰囲気
自己紹介文のNGポイント
① 真剣みが伝わらない、素っ気ない短文
例えば……
「こんにちは。よろしくお願いいたします」のみなど
② 何かに対する否定的な意見を盛り込む
例えば……
「インドアタイプで外出はあまりしません」など
④ 他人からの評価を書きすぎる
例えば……
「私は天然です」「誰からも好かれます」「よく『若いね』と言われます」など
⑤ 本当の自分の性格を書かない
まとめ
コロナ禍だからと、自分の結婚願望を抑えておく必要はありません。出会いがなくなった訳ではなく、
出会いのあるところへ出かけていき、結婚相手を探す時代になりました。
婚活サービスはたくさんありますが、大きく分けると3つです。
一度にいろんな人で出会い、そのご縁を結婚へと結びつけていきたいって考えるなら婚活パーティー・イベントへ参加して探しましょう。
スマフォでアプリをダウンロードして、自分でコツコツマイペースでプロフィール作成し、いいねボタンを押して知らない人との出会いの中でお相手探しをしたい人は婚活アプリに登録を
早く結婚をしたい、婚活アプリは怖くてできない、誰かに相談しながら活動したい人は、結婚相談所へ出向きましょう。
ご自身の性格を分析して婚活サービスを選択し、人生のパートナー選びをすることで、人生の岐路である結婚、そして、次のステップへとキャリアを進めていきましょう。