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ここにもあった!そうめんを美味しく食べるつゆと薬味

安藤康典

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テーマ:素麺の美味しい食べ方

暑い季節にさらっと食べられる素麺は夏の定番メニュー。美味しい素麺つゆの作り方や市販のつゆのアレンジもご紹介しましょう。

さらに美味しく食べるための薬味も、お好みでアレンジを効かせてみてはいかがですか。

素麺のつゆに使う昆布とかつおだしについて

素麺の正統派つゆと言えば、昆布とかつおのだしで作ったものでしょう。

素麺のつゆを作る場合の材料をご紹介します(4人分の場合)。

昆布20g、かつおぶし40g、水1リットル、みりん小さじ2、濃口醤油80cc、砂糖大さじ1/2

鍋に分量の水と昆布を入れて10時間置いておきましょう。

昆布を取り出して火に掛けて沸騰したら差し水をして、かつおぶしを一度に30g加えてひと煮立ちさせます。そして、火を止めて丁寧にアクを取り除きましょう。かつおぶしが底に沈み始めたらペーパーでこします。

もうひとつの鍋で、みりんに火を掛けてアルコールを飛ばしておきます。ペーパーでこした出汁に濃口醤油と砂糖、アルコールを飛ばしたみりんを加えます。ひと煮立ちしたら残り10gのかつおぶしを投入し、火を止めてペーパーでこします。

昆布とかつおの一番出汁を使っているので、香り高い味わいが楽しめます。

素麺のつゆに使う干しシイタケのだし

素麺の出汁の定番のひとつに、干しシイタケがあります。

4人分の干しシイタケの出汁を作る場合の材料

干しシイタケ30g、水1リットル、みりん小さじ2、濃口醤油80cc、砂糖大さじ1/2

まずは干しシイタケの下準備として、ボウルに水を入れて干しシイタケをつけて30分ほど置き、干しシイタケを取り出して砂やゴミなどを洗い流します。

鍋に分量の水と下準備をした干しシイタケを入れて、10時間以上冷蔵庫に入れておきます。時間が来たらペーパーでこします。他の鍋にみりんを入れて、火にかけてアルコール分を飛ばし、ペーパーでこした出汁に濃い口醤油、砂糖、アルコールを飛ばしたみりんを加え、ひと煮立ちさせれば完成です。

粗熱をとって冷蔵庫で冷やしておくといいでしょう。しいたけの旨みと香りが素麺に合います。

干しエビのだしについて

また、干しエビの出汁も独特の風味とほのかな甘みが美味しいので素麺つゆにおすすめです。

4人分の干しエビの出汁を作るときの材料

干しエビ30g、昆布5g、水1リットル、みりん小さじ2、濃口醤油80cc、砂糖大さじ1/2

干しエビを水でさっと洗って汚れを落とし、ザルにあげて水気を切っておきます。鍋に分量の水と干しエビと昆布を入れて10時間以上置きます。

時間になったら、昆布を取り出して鍋を強火に掛けます。アクが浮いてくるので丁寧に取り除き、火を止めペーパーでこします。みりんを他の鍋で火に掛けてアルコールを飛ばしておきます。ペーパーでこした出汁に濃口醤油、砂糖、みりんを加えてひと煮立ちさせれば、できあがりです。

素麺の市販のつゆにひと工夫を加えて美味しく食べる

忙しい方やいつもとは違った味で味わいたい方には、市販のつゆにひと工夫加えたアレンジや変わり種のつゆがおすすめです。

冷やし中華やしゃぶしゃぶで、ゴマだれ好きな方は素麺もゴマだれのつゆもお好きなはず。

市販のめんつゆ(ストレートタイプ)150ml、ねりゴマ大さじ2、砂糖ふたつまみ、長ネギ・白の煎りゴマを適量用意します。

ボウルにめんつゆ、ねりゴマ、砂糖を入れて混ぜ、小口切りにした長ネギと煎りゴマを加えればOKで、とても手軽なのでぜひ試してください。

辛い料理がお好きな方には、ピリ辛味噌のつゆもいかがでしょうか。

めんつゆ(ストレートタイプ)200ml、味噌大さじ2、輪切りの赤唐辛子1本分、ニラ適量を使います。耐熱容器に味噌を入れて水を少しずつ加えて混ぜ、赤唐辛子を散りばめて混ぜた後にラップを掛けて電子レンジへ。

500Wで30秒加熱した後、めんつゆを加えて、好みでみじん切りにしたニラを入れます。コクがあり、ピリッとした辛さが夏にぴったりです。

寒い季節や体が冷房で冷えた時におすすめなのが、カレールウを使ったカレーにゅうめんのつけダレです。

白ねぎの斜め薄切り2/3本、水300ml、カレールウ2個(約40g)、めんつゆ(ストレートタイプ)大さじ3、一味唐辛子(お好みの量)を使います。

水と白ねぎを入れて中火で煮立て、弱火にしてカレールウを投入します。ルウが溶けたらめんつゆを加えて味を調えます。カレールウの辛さはメーカーや種類によって重さに差があるので、調節してください。辛さもお好みで選んでくださいね。

素麺を美味しく食べる名脇役 薬味について

素麺のつゆに欠かせないのが薬味の存在。彩りのよい薬味があると食欲をそそります。
定番の薬味はネギや海苔、青シソ、白ゴマではないでしょうか。風味がよく素麺との相性も抜群です。ショウガやミョウガ、大葉、紅葉おろし、大根おろしもさっぱり爽やかに味わえる薬味です。

素麺に栄養やボリュームがほしい時は、野菜の薬味もおすすめです。夏野菜のトマトはビタミンとミネラルを豊富に含んだ薬味です。そうめん一人分に対して、プチトマト5~6個を半分にカットして加えると彩りも鮮やかで食べやすいです。
大きいトマトを使う場合は、トマトの半分くらいを角切りにするといいでしょう。他の野菜でおすすめなのはオクラ、タマネギ、山芋などです。ネバネバ系のオクラや山芋には納豆も合います。

ゴマ油を数滴たらしたり、天かすを投入したりすると、香ばしさやコクが広がります。スパイシーな味付けにしたい場合はラー油、豆板醤、七味唐辛子、ゆず胡椒もいいですね。加工品ならもろみ味噌や奈良漬け、明太子などそれぞれの風味が素麺を引き立てます。

薬味もお好みでアレンジして素麺を楽しんで欲しいと思います。

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安藤康典
専門家

安藤康典

株式会社安藤商店

組合から認定を受けた熟練工場のみが製造できる黒帯の「特級」、手延製麺技能士の有資格者のみが製造する金帯の「熟成麵」など等級が高いそうめんを製造。室温や水温、湿度にも細やかに気配りする。

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