羽子板見本市にて①≪匠一好作 柿渋染め羽子板です♪≫
破魔弓を選ぶポイントはお客様によってそれぞれ異なります。
皆様がどういう点で選ばれるか気になると思いますので、簡単にご案内いたします(^^♪
≪サイズ≫
サイズに関しては「楽しい羽子板の選び方」と内容がかぶってしまいますが載せてきます。
破魔弓を選ぶ際、まず第一に優先させるのが「サイズ」という方が圧倒的に多いです。
続いて、デザインと価格とのバランスになっています。
破魔弓の規格には、「号数」というのがあります。通常人形業界では1号あたりを約3㎝で計算することが多く、破魔弓にもその号数を適用している作品が多いです。しかしながら、破魔弓の場合は工房、メーカーによって号数のとらえ方が違い、弓の長さを基準にされている工房、ケースの高さを基準にされている工房があり、号数で探されるより「㎝」での比較をお勧めいたします。
↓異なる工房の破魔弓です。左が10号 右が8号とサイズが逆転してます(笑)
当店のここ数年人気サイズは高さ32㎝~45㎝です。3、4年前まではマンションタイプといえば、40㎝~60㎝位の事だったのですが、今は更にコンパクトになりつつあります。
もちろん地域差はあり、一戸建ての多い地域では高さ70㎝以上の商品が当たり前!という地域もあります。このコラムでは当店(神戸)基準でのお話となっておりますので、他の地域のお方は、飾る場所、仕舞う場所を考慮し、お店の方とよ~く相談をしてお選びください♪
≪素材≫
羽根・・・昔は破魔矢(はまや)ともいい、主役は矢と弓です。その矢の部分なのですが特徴が出てくるのが羽根の部分です。羽根には銀鶏(ぎんけい)、金鶏(きんけい)、フクロウ、キジホロ、ガチョウ、鷹(たか)など種類は様々です。コスト的には差はありますが、どの羽根が縁起がいいかとか悪いとかはありません。デザインと思っていただければいいです。
弓・・・弓は木製品もあればプラスチック製もあります。その弓に巻いている籐(とう)にもビニール製や本物の籐を使用しているものもあります。
ケース・・・主役の弓矢を引きたててくれる重要な役割です。ケースには明るい色の竹、桐、檜(ヒノキ)、重厚感のある黒檀(コクタン)など様々な材質があります。ぞれぞれに風合い、特徴が見受けられ、ご自宅のお部屋に飾るのをイメージして選ばれる方が多いです。
≪デザイン≫
デザインは作る工房やメーカ-によって異なるのですが、職人の「こだわり」が一番表現されている部分になります。たとえば寄木細工(よせぎざいく)を使用していたり、本金箔を使用していたりと様々です。(ちなみに画像は前年の人気商品っだった『金閣』です。)
ですので、「ん?商品によってなんで値段がこんなに違うの?」と思われた場合は店員の方にどんどん聞いてみてください。すると価格の「差」、職人の「こだわり」が分かってくると思います。良さがわかると選ぶのが楽しくなります。
皆様が素敵な破魔弓に巡り合えますように♪
兵庫県神戸市中央区雲井通5丁目3サンパル1階
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担当 : 江戸 唐音
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