お客様のオリジナルです♪⑦ 【田村芙紗彦作 京十番五人飾り】 2015年度版
羽子板を選ぶポイントはお客様によってそれぞれ異なります。
皆様がどういう点で選ばれるか気になると思いますので、簡単にご案内いたします(^^♪
≪サイズ≫
羽子板を選ぶ際、まず第一に優先させるのが「サイズ」という方が圧倒的に多いです。
(羽子板の規格には号数という単位があり、板の全長を表したもので1号あたり約3㎝の計算となっています。例:15号=約45㎝ 羽子板ケースに入れた場合はプラス5㎝~20㎝の高さで飾ります。ガラスケースに入れて飾る方が多く、最終的にはケースのサイズが飾られるサイズとなります。)
続いて、デザインと価格とのバランスになっています。
ひと昔前、当店の標準は16号~23号だったのですが、最近では10号~18号のサイズが標準となり全体的に小さくなりました。その中でも特に13号、15号が人気サイズとなっております。
もちろん地域性もあり、あくまで当店(神戸)基準となっています。
≪スタイル≫
初正月のお祝い用に贈られるスタイルとして道成寺(どうじょうじ)、汐汲(しおくみ)、藤娘(ふじむすめ)、浅妻(あさづま)が人気です♪これは歌舞伎、能、浄瑠璃の演目の登場人物達が題材となっています。その中でも特に人気なのは道成寺で、制作されている作品数も多いです。
(上の画像は、左から順に≪藤娘 笠を持ってます≫≪汐汲 桶を持ってます≫≪道成寺扇子を持ってます≫≪浅妻 鼓を持ってます≫)
その他にも梶原(かじわら)、助六(すけろく)、富樫(とがし)、連獅子(れんしし)、八重垣姫(やえがきひめ)、変わり羽子板、創作羽子板、など様々な羽子板があります。年の瀬の浅草羽子板市ではもっと種類は様々です♪
≪デザイン≫
衣装は、鹿の子絞り(鹿の子の斑点に似ていることから)、金襴(昔ながらの金糸を使っておられている生地)、金彩(生地の上に金色の顔料をのせている柄を入れているもの)、友禅(生地を染めて柄を入れているもの)、刺繍(機械刺繍、手刺繍など種類も様々です)、ベルベット(ビロード)など様々です。
近年の傾向として、振袖タイプ(羽子板の板から袖が出ているタイプ)が増え、袖の面積が大きくなった分、多種多様な生地で制作されるようになりました。鹿の子絞り、刺繍や友禅の組み合わせた作品も多く、左の袖には絞り、右の袖には友禅など様々です♪
ちなみに画像は振袖タイプの羽子板で、左袖が鹿の子絞りに刺繍、右袖にはベルベットに刺繍が入っています♪
中には「シンプルな方がいい」というお客様もいれば「絢爛豪華なタイプがいい」という方もいます。どれが良くてどれが悪いということはございません。まずはいろいろ下見をし、基準をつくると選びやすくなると思います。分からなければ店員さんにどんどん聞いてみましょう♪知っていくと必ず羽子板選びが楽しくなります♪
皆様が素敵な羽子板に巡り合えますように♪
追伸、いよいよ寒くなってまいりました。お子様をお連れの際、気温の変化などには十分気を付けてくださいね♪
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担当 : 江戸 唐音
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