声の健康管理とメンテナンス
従来、手術は入院して行うものという感じでしたが、最近は、さまざまな社会情勢の変化(なかなか入院などしていられない)や医療技術・医療機器の進歩により、日帰り手術という概念が定着し、対象が徐々に拡大してきています。
特に、耳鼻咽喉科の病気は、大切な感覚(聞こえ、匂い、味、平衡感覚)やコミュニケーション機能(聞こえ、声)に関わる臓器(耳・鼻・口腔・咽頭・喉頭)を扱う反面、全身的な症状が少ないため、日帰り手術に適していると言えます。
私どものクリニックでは、局所麻酔で次のような日帰り手術を行っています。他院で入院手術を勧められた方でも、日帰り手術が可能な場合がありますので、手術を勧められてお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。
• 鼓膜形成手術:慢性中耳炎、鼓膜穿孔、等の方
• 内視鏡下鼻内副鼻腔手術:副鼻腔炎、鼻茸(ポリープ)、副鼻腔のう胞、等の方
• 電子内視鏡下喉頭(声帯)手術:声帯ポリープ、声帯結節、等の方
また、最近は、開放型病床というシステムを導入している病院があり、病院勤務の医師と診療所の医師が連携・共同して、外来から入院までの治療を一貫して行うというシステムがあります。
そこで、私どものクリニックでは、入院を要する手術については、兵庫県立尼崎病院の開放型病床を利用させて頂き、共同診療(当クリニック院長執刀)という形で治療させていただくことも行っています。
手術までの治療は当クリニックで行い、手術後の入院日数をなるべく短くして、退院後は当クリニックでの通院治療を継続させて頂きます。
対象疾患・症状(手術):各種中耳炎(鼓室形成手術)、両側高度感音難聴(人工内耳植込術)、耳硬化症(アブミ骨手術)、声帯ポリープ・結節(喉頭微細手術)、鼻づまり(鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術)、扁桃炎・いびき・睡眠時無呼吸症候群(口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術)、等