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Q.私は春と秋にかけて、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりがひどくなります。

2012年9月17日 公開 / 2012年9月30日更新

テーマ:鼻の病気Q&A

コラムカテゴリ:医療・病院

耳鼻咽喉科 藤木クリニック 院長の藤木暢也です。

今回も、前回に続いて、お鼻の症状についてのご質問です。

そろそろ秋の花粉症が出てくる季節です。皆様、早めの耳鼻科受診をお勧め致します。


Q. 質問

 私は春と秋にかけて、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりがひどくなります。年々、ひどくなっていて、薬もあまり効かなくなっている感じです。なんとか症状を和らげる方法はないでしょうか。
 また、症状が出るまでの予防策などありましたらお教えください。


A. 回答

 花粉症は、春と秋のシーズンのよく症状が現れますが、その原因は、春はスギやヒノキ、春から夏にかけてはイネ科の植物、秋にはキク科や雑草、時にはスギもあったりとバラエティーに富んでいます。

 一般的には、まず内服薬で治療をしますが、効果が不十分な場合は、複数のお薬を併用したり、ステロイドの点鼻薬を使ったりします。いずれのお薬も、指示通りきっちり内服あるいは点鼻していただくことが大切で、これだけでも効果は期待できます。

 しかし、それでも効果が不十分とのことであれば、手術的な治療を検討します。もっとも簡単な、通院でも可能な方法が、鼻腔粘膜焼灼術(鼻の粘膜を器械や薬品で焼くことによって、鼻炎症状を軽くする)で、使用する器械は、レーザーや超音波メス、高周波メスなどいろいろあります。
 この方法でも効果がなく、鼻づまりが主な症状の方は、鼻中隔矯正術や鼻甲介切除術等の手術(一般的に一週間程度の入院が必要)を考える場合もあります。

 症状がでるまでの予防策としては、花粉症のお薬を早めに飲み始める(例年症状が出始める1-2週間前)ことで、ピーク時の症状を和らげる効果があると言われています。
 また、前述の鼻腔粘膜焼灼術も、鼻炎症状の強い時期には行いにくい(焼灼後の炎症により、余計に症状が強くなるため)ので、いずれにしても、症状がでるしばらく前に耳鼻咽喉科を受診していただくのがよいでしょう。

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