家族・子供を守るアレルギー対策!アレルギーを発症しにくいマンションリフォームとは?

髙岡恭平

髙岡恭平

テーマ:マンション 結露

小さい子どもがアレルギーを発症すると、持病となって長引いたり、発作のような激しい症状に見舞われるほど深刻な状態になることがあります。
アレルギーは生活に支障をきたすつらい体質。アレルギーの引き金となる危険因子は住まいの中にも潜んでいます。

快適に思えたマンション暮らしだったのに「アレルギー症状がジワジワきている」というお客さまもいらっしゃいます。


【コンクリートの天井・梁にびっしりついたマンションの室内】

<家での子供のアレルギーの原因【カビ編】>
家が健康に与える影響について考えたことはありますか?家族みんなが元気に暮らせる健康的な家で過ごしていますか?

カビはアレルギー症状や病気の原因となるやっかいなものです。アレルギーを持っている方やお肌の弱い方の場合、カビはダニより手強い相手と言われます。

なにしろカビは地球上には約7万種も生息しており、氷点下でも沸点に近い温度でも、生き抜く力を持っています。

乾燥時には胞子の状態で室内を浮遊します。住宅全体が密封状態のマンションは、空気が淀みやすく高温多湿になりがち。カビの繁殖にうってつけの場所となりやすいのです。

さらに石油ファンヒーター、ガスファンヒーターなど燃焼系の暖房器具の使用や炊事によって、水蒸気が発生します。この水蒸気が家の中の寒い場所に触れると、結露が発生しやすく、カビにとっては好都合。色々な所にコロニーと呼ばれるカビの集合体を作ります。

アレルギー症状の原因となるカビは、環境中に見られる空中真菌と、人に寄生するヒト寄生菌に大別されます。空中に浮遊するカビの胞子を吸い込むことによって体内に侵入。気管支喘息やアレルギー性鼻炎などの原因となります。

またヒト寄生菌は主にアトピー性皮膚炎の原因となる報告があります。

室内のカビが増えると、アレルギー体質の方は皮膚に付着するだけで、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎を起こしやすくなります。


【家具などで見えにくい場所の結露は原因ではがれたクロスと付着しているカビ】

<家での子供のアレルギーの原因【ハウスダスト編】>
花粉の季節でもないのに、家の中でくしゃみや鼻水が止まらなくなったことはありませんか?

もしかしたら室内を舞っているハウスダストによるアレルギー症状かも知れません。

ハウスダストとは、空中を浮遊する目に見えにくい埃のことです。ダニやダニの死骸、カビ、繊維くず、ペットの毛、フケや垢なども含まれます。1mm以下の小さなものは、人が動くだけで空気中に舞い上がり、知らず知らずのうちに吸い込んでしまいます。

ハウスダストの中でも、アレルギー反応に直結しやすいのがダニです。夏の間に繁殖したダニは100日程度で寿命を迎え、秋になる頃には死骸となって大量発生することがわかっています。ハウスダストは秋に増えると言われるのはそのためです。

使用する衣類や布団などが多くなる冬に向かって、さらに繊維くずも増えるので秋冬はハウスダストが心配な季節と言えるでしょう。

ハウスダストによるアレルギー反応が、くしゃみや鼻水です。家族でアレルギー症状を起こすのは、遺伝的に体質が似ているという要素もあるでしょう。でも、原因となる物質を取り除き、症状を軽減させたいものですね。

<カビやハウスダストとサヨナラしたい!マンションで起きるアレルギー>
昔の木造住宅と違って気密性の高い現代の住宅。特にマンションなどにカビが生えると、胞子が家の中に漂い続けることになりかねません。

また、マンションは部屋ごとの寒暖差が少なく、年間通して過ごしやすいというメリットはありますが、意識的に換気しないと空気がうまく流れず、湿気がたまる場所が出来たり、ハウスダストなどの埃が積もったりする可能性は高いと言えます。

アレルギー症状の原因であるカビやハウスダスト。原因を取り除かないと症状は長引き、状態の悪化も心配されます。

カビは浴室やキッチンによく出現します。比較的目立つので初期段階でシャットアウトする方も多いでしょう。問題なのは見えないところで育つカビ。マンションの北側の壁面、和室の畳下、洗濯機の側面の壁などを確認したらカビで真っ黒だったということがよくあります。独特のカビ臭のする家も多く、押し入れの中などでも同様のことが起こります。


【出窓の結露を止めた樹脂内窓】

マンションにお住まいの方は、どのように対処すればいいのでしょうか?

カビは湿気のあるところを好みます。カビが生えるのは結露が原因。外の冷気によって冷たくなった壁面に、室内のあたたかい湿った空気が触れると結露が発生し、カビが生えます。ですから、壁を冷やさない対策と湿気対策が必要です。
畳などの床下がカビ臭い場合は、湿気対策ができていない可能性が高いです。同じくハウスダストが繁殖しやすいのも高温多湿の環境です。

カビに悩んでいる方は、一度、カビの生える場所も含め、家の色々な場所の湿度を測ってみることをお勧めします。自分では気づいていなくても、意外に湿度が高いということもあるようです。
また、空気は暖かい場所から寒い場所へ流れて行くので、台所で煮炊きすると、湿気が北側の寒い部屋へ移動することも知っておいてください。閉め切った北側の部屋は要注意!日常的な換気は必須です。

カビを見逃さない、埃をためないよう掃除に徹する心がけも大事ですが、もっと根本的な構造改革を試みてはいかがでしょうか?

マンションに「断熱+調湿リフォーム」を施すことが、健康的な暮らしの鍵となります。


【木製内窓、杉の腰板、杉の置き床生活で施工されたマンションの北側の寝室】

<自然素材によるマンションリフォームなら、シックハウス症候群のリスクもない!>
近年、注目されているシックハウス症候群の原因物質のひとつにホルムアルデヒドがあります。建築資材や壁紙の接着剤に含まれている化学物質で、室内に少しずつ放散され、汚染されます。

ホルムアルデヒドによって目や気道に刺激を感じたり、その濃度が高い場合は呼吸困難を起こしたりすることもあり、厚生労働省が濃度の指針を示すなど、問題視されるものです。

森林浴生活では、ホルムアルデヒドを含まない無垢材を床材や内窓に使用し、断熱+調湿効果を上げています。


【特許庁で実用新案取得済の杉の置き床生活】

おすすめの床断熱リフォーム「杉の置き床生活」も、合成ボンドや合成ワックスを使いません。
釘やビス、接着剤も使わず、今あるフローリングやカーペットの上にそのまま置くだけのスピーディ施工です。工事の騒音で、ご近所さんを煩わせることもありません。

「置き床生活」なら、冬はあたたかな結露知らずのお部屋、夏はエアコンの効いた気持ちいい涼しさをキープします。

断熱・防結露に加えて遮音効果のある内窓に無垢材を採用したのが、当社オリジナルの「木製内窓」です。窓枠もサッシ部分の枠も木製なので断熱性に優れ、外の窓のアルミ部分につく結露も激減します。

自然素材による断熱リフォームで、カビやハウスダストを寄せ付けない暮らしを手に入れませんか?

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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