築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
4日間、サンヴェール須磨妙法寺(神戸市須磨区妙法寺字ぬめり石6-4)202号室に於いて、丸4年を経過した総天然木のリノベーションマンションを公開させて頂きました。
総来場数が20組、16組がマンション内にお住いの方、4組が周辺からお見えになった方です。
「丸4年を経過している」とチラシにハッキリ謳っていたので、予想以上の反響でした。
【高断熱に寄与する杉の木製内窓と乾式二重床方式の杉の床】
第一声が杉や桧の香りに関するものでした。
「丸4年経っているのに、まだこんなに杉のよい香りがしているんですね」
「トイレ床の桧も、清涼感そのままですね」
さすがに天然木に興味のある方が多かったので、杉や桧の香りをご存知の方が多く来られました。
普通のマンションリフォーム直後の印象というと、新建材やワックスの臭いとテカテカに光った床なんですね。
どちらかというと、好きな臭いではないんですね。それが生活しているうちに無くなってきてやっとOKっていう感じなんです。
本来、森の中で「サル」から「ヒト」に進化した人類は、天然木を拒否するようなDNAはないのです。
木の「恩恵」を受けて暮らしてきた結実が私たちなんです。
【キッチンにも惜しげもなく天然木が使われています】
設計士の中には、水が飛び散ったりするところには、天然木は使わない方がよいと言う人もいます。
特に台所は、水だけでなく油や色んなものが床に落ちるから汚れる恐れがあるからです。
でも、実際に生活してみてそうではないということを実感したのです。
【意外に汚れていないと評価された台所の床】
キッチンは食事をつくり、洗い物をするところです。
そう、良く使われるクッションフロアには、あっという間にベタベタするところが増えてくるんです。
そのために、専用の洗剤でお手入れする必要がすぐに出てきます。
この杉の床は、施工当初に一度だけ米糠油を塗っているだけなんです。
無垢材の呼吸を妨げないものですから、表面に水分が溜ることはありません。
落ちた水は染みこみますが、天然木には許容範囲です。
水以外のモノが含まれていても、直ぐに拭けばシミになることもありません。
【一番よく歩く玄関廊下の床もこんな感じです】
【杉の床板の色の違いに注目してください】
写真中央は、現在、発売中の杉の置き床生活(商標登録済み)です。
最初は、色の濃い部分(杉の芯材)と白い部分(杉の周辺材)がはっきりしていますが、丸4年経ってこのように色が変わっているのです。
写真では分かりにくいのですが、施工直後は表面がテカテカしていないのに、年数が経つと「艶」が出てきています。
工業製品とは真逆ですね。
工業製品は、だんだん退色していきます。
木材関係者は、紫外線で「焼ける」という表現も使いますが、要するになじんでくるのです。
生活して着いた大小のキズまでも同化させて気にならなくなるのです。
工業製品ではそうはいきません。キズはいつまでも傷として残り、日が経つとその傷が際立ってきます。
だから、張り替えたくなるんですね。
樹齢の2倍持つと言われる天然の無垢材は、その家の主よりも長寿命なのです。
普通のリフォーム部材では、10年から15年でアウトです。
しかも、ワックスがけなどを定期的にする必要があります。まさに安物買いの銭(と、時間)失いですね。
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