築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
森林医学という言葉をご存知ですか?
森林セラピーは時々聞くとは思います。
森林浴が人の生理機能に好影響を与えることを新たに発明された機械や手法で実証しようというものです。
高血圧や低血圧の患者が、薬なし、森の中で数時間過ごすだけで正常値に近づく変化を見せるなど、数値測定が出来るようになって理解が深まりました。
これらの本は、それに携わった医学博士の実験データなのです。
【森林医学、同パートⅡ、快適さのお話】
私はマンションに無垢材を使うと閃いたときに、実証データを探しました。
それがこれらの本なのです。森林浴の効果は、従来、心理的な効果と言われていました。
身体のリラックス値が明確になる測定機器が活躍しだしたのが、2000年頃からなのです。
特に研究の中心人物の宮崎良文氏が、建材としての杉や檜などを抜本的に調べました。
① 視覚効果:例1 節のある無垢材を眺めるだけで血圧が下がる。
② 触覚効果:例2 無塗装やそれに近い塗装無垢材は、ストレス状態にならない。
③ 臭覚効果:例3 杉や桧の香成分が、人の疲労回復を早め、副交感神経優位に導いた。
【触覚実験データをまとめたページ写真】
私が、国産材を使うのは他にもたくさん理由はありますが、日本の杉や桧には医学データの裏付けがあるからなのです。
国産材を扱う皆さん、昔からそうなのだと横着せずに、真剣にエンドユーザーに発信してください。
言わないと伝わりませんよ!
それに呼吸を妨げない塗装(例えば米ぬか)をした無垢材の調湿力は抜群です。
えっ? 無塗装の方がいいのでは?
確かにそうなのですが、マンションに杉床を使う場合は、高層階に行くにつれて逆に秋冬は室内が乾燥するので、割れ予防で米ぬか系を塗装しています。
次に、マンション用直貼りフローリングの施工風景をご覧ください。
【グレー色の部分が、クッションです。きれいに剥がすのはとても大変です】
【ふわふわフローリングは、接着剤で貼っていきます】
マンションの直貼りフローリングは、表層はウレタン樹脂塗装、次に木目の極薄のプリント、ついでベニヤ板、その下がクッション材です。最近のタイプはクッション性が強くなっているような気がします。
お客様の声を拾うと、以下のような経年劣化が出るようです。
① クッション性が高いと、歩行頻度の高い場所の表層は剥がれやすくなります。
② 家具などを置くと凹んでくっきり跡がつきます。
③ 接着剤の量が少ないと数年で、元から剥がれてしまうことがあります。
④ 接着剤が多いのは、室内のホルムアルデヒド濃度を高めます(知人に化学物質過敏症の人がいますので)。
【この大量の接着剤は…☆☆☆☆でも基準値オーバーは確実ですね、24時間換気が必須です】
やっとのことで仕上がった床は、当然、新しくなったその日からべたべたです。
新しい床材はウレタン樹脂塗装がよくきいているので、さらにべたつきます。
しかも、そのクッション性ゆえに耐久性が短い不○品です。
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