森林浴の健康効果実験=聴覚(Part5)
最近、無垢材とダニについて質問されることが増えてきました。少しは、広まってきたのかなと少しだけ喜んでいます。
私が、室内の調湿効果の高い「杉の置き床生活」を考案した理由は、下記の著書にそのよりどころを求めることができます。
「木と森の快適さを科学する 林業改良普及双書 NO.139」
宮崎良文著 社団法人 全国林業改良普及協会 編集発行
宮崎氏は医学博士にして、現在、千葉大学の教授。
この著書は、宮崎氏が森林総合研究所に在籍中の研究で、2000年には「木材と森林浴の快適性増進効果の解明」で農林水産大臣賞を受賞。
森林浴の効果測定に最新の機器を導入し、体内のストレスやリッラクス指標を数値化したことに大きな意義があると認識しています。2007年には日本生理人類学会賞も受賞されています。
一度もお会いしたことはありませんが、私の師であります。
【須磨区某マンションの洗面所の床、無残です】
ダニとアレルギーの関係はいまさらここで述べる必要はありませんね。
近年の室内の高湿度化に伴い、大量のハウスダストマイト(いわゆるチリダニ)が社会問題化しています。
コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニの2種類が悪さをする主役です。
家の中で、ヒョウヒダニが増えるとこいつを餌とするツメダニが集まって来て、これが人を刺して、健康被害をもたらします。
テレビ・ラジオショッピングでレーコップというふとんクリーナーが大ヒットしているのもその関心の高さゆえでしょう。
それでは、室内のどこにダニが多いのでしょう?
多い順番に並べると以下の通りになるそうです。
「ソファー」⇒「カーペット」⇒「ふとん類」⇒「押入れ」⇒「畳」⇒「板の間」
【アルテピアのモデルルーム、このソファも怪しい?】
湿度あるいは水分含量が高く、居住者が長く留まる(テレビを見るってことね)所に多数存在するのです。
それと室内の湿度が70%以上の家ではダニ類が多いことも報告されています。
さらに、ヒョウヒダニの活動と湿度の関係を調べた実験報告も本書でされています。
ヒョウヒダニを相対湿度85%、75%、61%、51%、33%の環境で飼育し、動いているダニ数を7日ごとに調べた実験です。
85%と75%では、42日目には初期数値の10.0倍・8.4倍に増加。うげぇ~って感じです。
一方、61%、51%、33%では時間経過と共に減少し、35日後には3条件下とも、動いているダニは観察されなくなりました。
【西区の某マンション、湿度の高い?洗面所に施工した杉の置き床生活(商標登録済)】
【人の集まるリビングダイニングに施工した杉の置き床生活】
ダニは高湿度環境でしか活動できないことが実証されましたが、単純に温湿度計の湿度表示だけを気にしているだけでは不十分だということです。
一番多かったソファ-の湿度対策はどうするか?
二番目のカーペットの湿度対策はどうするのか?
以下、ふとん類・押入れ・畳・板の間対策はどうするのか?
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