既存窓枠を使った木製内窓
8月の直撃に続いて昨日も大型台風が近畿南部の海を通り抜けて、今朝、浜松市に上陸しました。
須磨区清水台のグレーシィ須磨アルテピアはたいしたことはありませんでしたが、東海・首都圏の住民の方は最大限の注意をしていただきたいと思います。
【グレーシィ須磨アルテピアⅢ番街2期棟】
昨年、アルテピアⅢ番街19階で南向きの住戸2戸のリフォームをさせて頂きましたが、8/10の台風11号上陸のあと、とても興味深いお話を聞くことが出来ました。
A様…杉の置き床工事をご注文いただきましたが、窓周りはそのまま
B様…杉の置き床生活と当社オリジナルの木製二重サッシ他をご注文いただきました。
【同タイプの換気口の写真】
(B様の被害)
写真のような換気口が突風で外れてリビング側に外れました。通風口のベランダ側にはカバーがついていたのですが、細い管に一気に風が入り込んだのでしょう。雨の侵入を嫌ってふたを閉めたのが災いしたのだと思います。
当日、見に行かせてもらい後日補修。
また、木製二重サッシの防音効果が高く、台所の換気扇から聞こえてくる風音よりもずっと静かであったと言われていました。
(A様の被害談)
南側のサッシのすき間から吹き上げてきた風で雨水が室内に侵入し、台風通過中はバスタオルですき間を押えなければならなかったと…。正直驚きました。
同じ階、同じ並び、同じ向き、同じ時間帯なのに、木製二重サッシをしたB様宅のサッシすき間から雨水の侵入は一切ありませんでした。当日B様宅を訪問して確認しているので間違いありません。
【雨の侵入があった同タイプのアルミサッシ…まだきれいなのに】
私見ですが、無垢材という重量もあり、頑強な木製サッシが強風の通り抜けを遮断した結果だと考えています。
私は19階を高層階マンションと言いましたが、近年は40階建、50階建のマンションが建設されています。
【雨水侵入被害のなかったB様邸の木製二重サッシ(特許申請中)】
先日、当社のアルテピアモデルルームを訪れた積和管理関西(株)のKさんが、二重窓のガラスは単に断熱性能だけでは決められないと言われていました。
「高層階の強風を頭に入れたガラス厚にしないととんでもないことが起こる可能性があると…」
高層マンションサッシのガラス厚は新築時より、耐風圧を考えて設定されているから問題ないが、「強風時に入居者が外のサッシを閉め忘れて、内窓だけを閉めた場合」、ガラス強度不足で割れることがあるのだそうです。
特に3mm厚は可能性があると…
【腰窓タイプの木製二重サッシ(着色バージョン))
強風と強雨、最近の台風は竜巻並みで堅牢な構造を誇る鉄筋コンクリート造のマンションでも安閑としていられません。
今回のような築後17年のマンションのサッシから雨水なんて今まででは考えられないことです。
マンションにも個人で防災概念を持ち込まなければならないことを痛感した次第です。
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