ドレッサー兼用、ツインボールのオリジナル洗面カウンター

髙岡恭平

髙岡恭平

テーマ:マンション 調湿 


【木製カウンターと可動収納棚壁が基本デザインです】

マンションも専有面積が90㎡前後になると、部屋だけでなく洗面所も広くなります。
洗面化粧台の入る寸法が1000㎜までだと、600㎜、750㎜、900㎜などの規格商品を豊富に揃える設備メーカーの中から選ぶのが一番リーズナブルです。でもそれよりも大きなものが入る寸法となると、メーカー製品はなぜか急にコストがあがります。


【施工前の写真です。左側には洗濯機収納庫(扉付き)があります】

アルテピアⅠ番街を購入されたSH様のご要望は次の通りでした。
① 洗面ボールを2個にしたい。
② 洗面台の下に椅子を入れてドレッサーとしても使いたい
③ 扉付き洗濯機収納庫を解体して広く使いたい。


【イケアの混合水栓と洗面ボールを採用しました】

洗面ボールもツインタイプはメーカー製品でも輸入品扱いが増えてコストが上がります。
一度、デザイナーに図面を書いてもらって国内メーカー製品で見積もりをしましたが、SH様の予算をはるかに超えてしまいました。
そこで考えたのが、イケア製品の利用です。以前にもオリジナルの木製洗面化粧台を作った時に利用した経験があったので、品質的には安心でした。



【ミラーもイケア製品です】
イケア製品は個人的には好きな商品は少ないのですが、水回りの水栓金具や洗面器はコストパフォーマンスが高いので嫌いではありません。案外、種類も豊富です。大きさや深さ、質感が嫌いでなければ、お買い得商品だと思います。


【収納棚も杉の積層板に代えてカラーを合わせました】

木製の洗面カウンター施工の難しさは、以下の2点でした。
① 洗面器の裏側の凹凸に合わせて木の表面を加工すること。
② 水栓金具を通す穴を的確な位置に開けること。
イケヤ製品は詳細図がありませんので、実際の洗面器と水栓金具・排水パイプを持ちこんで大きさを確認して作る用心深さが必要でした。
また、イケアで買われた木枠付きのミラーの木の材質に合わせてカウンター材を選び、表面塗装もそれに合わせて塗料を選びました。

洗濯機置き場はオープンにして、洗濯機の下からでも手が入って掃除がしやすい防水パンをつけました。

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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