梁や配管スペースの出に合わせたマンション用オーダー壁面収納家具
【幅が1700㎜、高さが2000㎜あります】
キッチンの背面、即ち、冷蔵庫、レンジ台、食器棚等が所狭しと並ぶ空間はマンションの中でも一番ごちゃごちゃするところです。何とかすっきりさせたくて考えたのがこのワイド食器棚です。
幸い広い台所でしたので、冷蔵庫スペースを700㎜確保しても有効で1700㎜残りました。
【吊り戸方式の引違戸】
右側の扉を開けると、中段付近に固定棚が2つあります。それ以外の上下は可動棚です。
写真角度で見えませんが右手の側板にはそれぞれコンセントを引っ張ってあります。
そうです、電子レンジと炊飯器をメインに置くのです。棚には炊飯器の湯気が当っても問題ない素材を使っています。横幅が広いので電気ケトルやジューサー、トースターなども余裕で置けますね。
【左側には引き出しを2段つけました】
引き出しの中をさらに仕切るために少し深めにしました。
箸やフォーク・ナイフなどを小さな籠に小分けしてもいいですね。
台所には小型金属の小道具がたくさんあります。
見せて整理するのがしんどい時は隠してしまうのが一番です。
【ポリカーボネートのフロストで中を微妙に見えにくくしています】
2つ目の引き出しには、金属以外の小物を入れます。
神戸市指定ゴミ袋、ラップ類等片づけにくいものが山ほどありますが、これくらいあれば大丈夫でしょう。
私は自宅で扉無しの杉無垢の食器棚を使っています。
床から約50cm程度上になると、床の埃が舞い上がりにくいので、食器が汚れないのです。
長年、喫茶店や飲食店を観察した私の経験です。
でも、大半の奥様は扉がほしいのです。それにポリカは軽いので指先に力の入りにくい幼子やお年寄りにはピッタリです。
【奥行約450㎜、かなりの収納量です】
この台所はたまたま450㎜の食器棚を置いても通路の広さは余裕ですが、私が見せて頂いたマンションの中には300~350㎜で納めないと作業動線がままならないところがたくさんありました。
奥行の浅い食器棚、奥行の浅いレンジ台がなかなか市販製品ではないのです。
電子レンジは調理の種類によって大きさがきまりますが、単に温めや解凍だけで使うなら小さなもので十分です。そうすれば、奥浅の食器棚をオーダーしても大丈夫です。
冷蔵庫もやたら大型流行ですが、キッチンは毎日使うところです。
使いやすい動線こそが優先されるべきです。だから扉も引き戸にしたのです。
買い替えの時は、今よりも少し余裕を持たせたひとまわり小さいものを買いましょう。
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