築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
【スギ無垢の置床 グレーシィ須磨アルテピアモデルルーム】
コンクリートに囲まれたマンションを杉や桧などの天然材をうまく使って、健康後押し・プチリゾートのような空間に変えるのが私の悲願です。
そのためには一番の難題が床を無垢材で敷きつめることです。
確かに技術的には確立されていますが、以下の3点で課題が残ります。
① 下地を含めた施工高さと天井高の関係
② 二重床施工ゆえの通常の2倍の材料代と施工代
③ 家具を移動しつつ、日常生活をしながら施工するのは無理がある点
3番目に書きましたが、私は住みながら、いかにあまり音もせず、埃もたたず、短日数でできるかが最大の関門だと思っていました。
実は、資材搬入というマンションゆえの悩みも解消されていませんでした。
そこで、これらの問題を解決するために、写真のような小型の無垢床パネルを試作しました。
写真は裏側からみたものです。
既存の直貼りフローリングの上に置いて、パネル同士を両面テープで固定し、最後に幅木で押さえています。900×450のサイズであらかじめ製作してきたものを現場で加工しながらおいていきます。
カーペットの上にも試してみましたが、案外うまくおさまりました。既存のカーペットが綺麗であればそのままでもいいかもしれませんが、北側の部屋のカーペットは大概、結露によるカビで変色していますので、貼り替えてからの方がよいかもしれません。
部屋に敷きつめるのは現場でそんなに面倒な加工は不要ですが、廊下に敷きつめるのはなかなか骨が折れます。色んな形状の開口部の枠が多数ありますので、それに合わせて無垢床パネルを刻んでいかなければなりません。開口部が金属の場合はなおさらです。
それでも、この方法ならば、マンションに無垢床を貼るための課題の大半が解決されると)思いませんか?
無垢材は経年美化商品ですから、年数が経つにつれて硬く美しく変わっていきますので、非常にコストパフォーマンスの高い商品と言えます。
森林浴生活では、中古マンション生活者がいつも快適に長く暮らせる商品や施工方法を考えています。
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