トイレの便器の高さに疑問あり!
【神戸市須磨区清水台 H邸の仕上がった桧の床】
通常、マンションのトイレは狭いと言われていますが、狭小戸建住宅によくある階段下の斜め天井のそれに比べると、空間的には優る場合があります。
空間的に優るとは、平面的な狭さはあっても、高さでは圧迫感を感じないということです。
それにトイレは最小最高の個室です。
誰にも邪魔されない場所なので、プチリフォームするには格好のポイントなのです。
今回の主役の一人は、節のない桧の床材です。
節ありよりも高価で、板目模様と清涼な香りが特徴です。
桧の材油に含まれる成分には、院内感染を引き起こす菌を死滅させる効果があることが実証されています。
また、生ものを扱う老舗のお寿司屋さんのまな板も桧です。
いろんな場面で桧の殺菌効果が使われていますね。
【クッションフロア(CF)を剥がしてレベル調整中】
マンショントイレの床コンクリートは、実はフラットでないものが大半です。細かくレベルを測り、薄い板を微妙にかませながら床全体のレベルを調整しました。この細かい作業が大工さんの腕の見せ所です。
【下地の合板を止めています】
レベル調整した上に、下地合板を2枚に分けて貼ります。入口のドア枠の凹凸に合わせてカットします。
【下地の合板が貼りあがりました】
当初、ドア下部の見切りとコンクリート床面の高さの差は約17㎜でしたが、床面のレベル調整で入口付近は5mm低くなっていたので、12㎜の合板を貼って見切りと同じ髙さになりました。
【入口付近の桧床の加工】
ドア枠の凹凸に合わせて15㎜の桧床材を細かくカットしました。左右の枠の凹凸が同じではなくまた微妙にバチっていたので、さすがのベテラン大工さんも時間をかけていました。
仕上がった結果、トイレの床が廊下より15㎜高くなりましたが、これで廊下の埃(ほこり)がトイレに入ることがありません。マンションの廊下は風の通り道です。埃は壁際に集まりますので、施工前の収まりでは埃がたまっていたのです。
後は、壁に漆喰を塗って新しい便器をすえつければ完了です。
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