木製二重窓の特許取得、置き床生活の特許出願
この度、横尾団地の中古マンションを買われたY様からお声がかかり、内装工事をさせて頂くことになりました。ご注文ありがとうございます。
横尾団地は、須磨区横尾に神戸市住宅供給公社が、1980~1983年にかけて完成させた総戸数約1200戸弱の5階建マンションです。
築32~35年経過していますが、構造体がしっかり(阪神大震災で一部損壊すらなし)していること、間取りの使い勝手の良さ、駅と小中学校に近く、買い物や病院が便利なこともあって根強い人気があります。
Y様は、「リビングの壁を工夫したい」とインターネットで事例をお探しの時、私がマイベストプロ神戸に投稿しているコラムにたまたまヒットしたのがきっかけで興味を持っていただきました。
早速、横尾(4)団地内にある当社のモデルルームを見て頂き、次に杉の木壁仕様になっている妙法寺モデルルーム(須磨区妙法寺)にご案内しました。
戸建住宅会社には常設のモデルハウスはいくらでもありますが、リフォーム専門会社で、自然素材オンリーの自社モデルルームを持っているのは妙法寺界隈では当社だけです。
何と言っても無垢材の良さは、映像や写真では十分に伝わりません。
香りや肌触り、それにその質感は現物を見る以外にはないでしょうね。
Y様の木壁のポイントは、同じ壁面にあるドアとどう調和させるかです。
もちろん、ドアは新調させて頂くのですが、居間の壁面全体が明るく、縦横バランスよく広いので、杉の木を横貼りにすることになりました。
【居間の扉は元々、親子ドアの広さです】
枠はそのまま使わせていただき、ダイノックシートで色調を合わせることにしました。
【合板を間仕切り壁に貼っていきます】
【ドア枠上】
横尾団地は室内には天井梁が出ていないのでとてもすっきりおさまります。
【用意した少し幅広の杉板】
低層階なので、4mの板が楽に入りました。
【下から順番に貼っていきます】
おまけに横貼りなので材料に無駄がありません。同じ板を使って、居間のドアをつくります。
板の色柄ですが、Y様のお手持ちの家具を意識して、杉の芯材である赤身を多く用意させて頂きました。
節の多少は開けてみないとわかりませんので、板そのものはすこし多めに用意し、貼る順番は経験豊富な大工さんに相談して決めてもらいました。
今回は、上に行くにつれてシロタが増えていく貼り方になりました。貼り上りがとても楽しみです。
杉の板でマンションの壁をリフォームすることに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
実際にモデルルームをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html