杉の腰板、板材の選別とガスコックに悩む!

髙岡恭平

髙岡恭平

テーマ:マンション 調湿 



【壁紙を剥がしたところです】

プチ和風化工事第3弾の腰壁工事、意外なところで悩みました。
腰板10㎜に対して、下地の合板5.5㎜は問題なかったのですが、ガスコックの出幅調整に手間取りました。電気コンセントは、楽にできるのですが、現状の石膏ボード面より、下地合板プラス腰板の厚み分、ガスコックを出してこなければフラットに収まらないのですが、ここが微妙なところ。

右がガスコック
【きれいに収まったコンセントとガスコック】

壁に内蔵されているガスコックがフレキ管だったので助かりましたが、それでも高さ調整にベテランの大工さんも苦心惨憺。
小数点以下の㎜の世界で仕事をしている大工さんには、ぴったりおさめるのに妥協がないのです。


【下地を貼る前の状態です】

今回貼る杉の腰板の数は、50数枚高さ900㎜、幅90㎜の板を縦に貼るのですが、お客様宅のリビングダイニングが、対面キッチンを中心にそれぞれ直角に配置されているのです。


【下地がきれいに貼りあがりました】

最上階で抜群の日当りなのですが、明るすぎるゆえにダイニングとリビングでは日光の加減で、木肌の色と木目が微妙に変わるように映るのです。人間の目はすごい!
また、杉には芯材の赤みと周辺材のシロタがあるので、貼る面ごとに杉板を立ててどの面にどの板を貼るかを一から選別していきました。板材は多めに用意していたのです。


【出隅、コーナー部分もバッチリです】

お客様と棟梁が膝付き合わせてやっと決まりました。板目の連続性からなる腰壁、微妙なあやに、無垢を扱いなれている棟梁のアドバイスはお客様の決断にとても貢献し、お客様も満足のご様子でした。
明日は一気に腰板を貼りあげて木工事は完了。

オーク調のシャープなインテリアイメージに杉の柔らかさがだんだんと融合してきました。次工程は仕上げの漆喰を塗るための準備工程に入っていきます。

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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