同じような間取りでも、住まい方で全くの別物です!
森林医学の分野では、森林浴の健康効果を次の項目で分けて調べています。
視覚(木目や森の風景を見た時の生体反応)
触覚(木に触れた時の生体反応)
臭覚(香りの成分を嗅いだ時の生体反応)
聴覚(自然由来音を聴いたときの生体反応)
味覚(木の成分を口に入れた時の生体反応)
宮崎良文先生が中心になって実験結果をまとめた森林医学Ⅰ・森林医学Ⅱ等で詳細に報告されています。
ホームページでも抜粋版(http://www.fo-society.jp/therapy/)が紹介されています。
【神戸市須磨区妙法寺 T邸 杉の二重サッシ】
森林浴の爽快さは自分で森に行かなければ得られないものですね。
以前は、この森の自然力を主観評価でしか表現できなかったのですが、2000年頃から測定機器が利用されるようになり、感覚ではなく、身体の生理指標ではっきりと示されるようになりました。
指標とは、血圧、心拍数、ストレスホルモン濃度、脳血流動態、ナチュラルキラー細胞の活性値、脳波などです。
簡単言うと、生体が副交感神経優位に移行してリラックスし、免疫力が上がるということです。
ただし、その健康効果には個人差があります。
でも、マイホームを〇〇することでリラックス&免疫力向上の後押しが出来るのなら、こんな素晴らしいことはないではないか!
森林浴リフォームの原点がこれです。
無垢材をいろんな部位に使うことで、視覚・触覚・臭覚の3大分野の効果が実感できます。
1. 白い壁と節のある桧の壁を眺め比べたら、白い壁はイライラして血圧が上がったが、節のある桧壁は、 落ち着いた感じがして脳血流動態も沈静化した。
2. 無塗装又は木の肌触りを残した塗装をしたフローリングに触れた時、自然な感じがして血圧が上がらな かった。
3. 木の香り成分を嗅いだ人は自然で快適な気持ちになり、疲労回復が速くなり、抗癌機能として注目せさ れているNK細胞の活性値が上がった。
それだけではありません。無垢材をマンションの内装に利用することで、以前からマンションにあった不健康要因をカバーすることが、森林浴生活の2戸のモデルルームで明らかになりました。
私が立てた仮説の証明がモデルルームに住むことではっきりしました。
無垢材の建材転用効果とは…
① 木製二重サッシで、結露を止められたこと。
② 木製二重サッシと木製内玄関扉で開口部をトータルデザインで断熱できたこと。
③ 床に無垢のスギを使うことで、足元からくる冷えを止められたこと。
④ 一年を通じて湿度の多少による不快感が解消し、静電気を感じなくなったこと。
それと大きかったのは、無垢材を部分的に使っても今のマンション仕様とデザイン的に違和感がなかったことです。工業製品はサンプル志向で、サンプルを見て色や柄を決めるので「フィットしないのではないか」と不安になります。でも無垢材は少々のギャップがあっても、なじんでしまう力があるのです。
杉と桧で中古マンションをリフォームするHPはこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
こんなモデルルームを実際にご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
来週は衆院選の投票です。政権交代が確実な中、マンションリフォームでも大きく枠組みを変えてみませんか?