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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

マンションの和室、面白くない普通の改装をどうする!

2012年11月9日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 和室 

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 畳 掃除畳 張り替え

細長い民間分譲のマンションの和室は、大体間取図の中心でリビングに隣接して配置されています。
しかも、コーナーで開口を大きく取り、クロス貼りの戸を引き込むようにしています。
例えばこんな間取りです。住友林業ホームサービスで売りに出されているグレーシィ須磨アルテピアの一室です⇒http://used.realestate.yahoo.co.jp/bin/cdetail?rps=4&pf=28&md=area&sap=1&geo=28107&code=012700000157372(売れてしまえば見られなくなりますので悪しからず)



新築マンションを買われたあるご夫婦がどのようにこの和室を使ったのかをまとめてみました。
まだ子供さんがいないときは、予備室(客間)として使っていました。

待望の子供さんが生まれて幼いとき、洋室の大きなベッドで親子川の字で寝ていましたが、二人の子供さんに個室が必要になり、玄関横の部屋ともう一つの小さい部屋を明け渡して、和室に箪笥を運び込み、夫婦の寝室として使うことになりました。



和室はリビングの隣なので、夜更かしする子供さんに早く寝なさいと文句を言うと、
「部屋にテレビ(パソコン)無いんだもん」と反撃を食らいます。
子供さんの進路が決まるまでは、テレビやパソコンはまずいと思い、子供には与えない親が多いのですが、それゆえに睡眠不足になるのは親なのです。

大学生、専門学校、就職など子供の進路が決まるまでは、マンション生活をしている親たちは何年間か睡眠不足気味の時期を過ごさなければならないのです。
(個人的には、高校を卒業したら個室にTVかパソコンは与えてもいいと思います。そうすれば、睡眠不足からは早く解放されます)

そして何年後かに子供さんが巣立って、リフォームするのですが、自分たちが寝ていた和室はほとんど写真のようになっています。


【垂れ壁の欄間は無視してください】

敷居・鴨居はそのままで、天井・壁紙と襖のやり替えと畳の表替えです。
こざっぱりはしていますが、和室だけ十数年前にタイムスリップしたみたいです。

私はこんな楽しみのない改装はつまらないので、寝室を玄関横の部屋に戻した上で、和室の使い方を下記のようにいろいろと変えてみます。この和室は窓はありませんが、出入り口も2ヶ所・開放的で悪くないのです。

①親や子供たちの一時的な寝室として使う。
②仲の良い友達が泊まってもいいようにする。
③夫婦で寝室を分けてどちらかの寝室にする。
④リビングと一体で小じゃれた新和風や古民家風に改装して楽しむ
⑤可動式のベッドを考案し、多目的(寝室と応接室)に使えるようにする。

杉と桧で中古マンションをリフォームする森林浴生活では、2012年12月に「和室に一工夫を加えた3戸目のモデルルーム」を、グレーシィ須磨アルテピアⅢ番街(神戸市須磨区清水台1番地の9)に完成させます。

1戸目と2戸目のモデルルームをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

杉と桧のマンションリフォームのホームページはこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

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