築140年超の古民家改修、 家は当然、防水工事が重要!
森林浴生活では、地元産(特に篠山産)の杉と桧で中古マンションをリフォームしていますが、お客様からよく手入れはどのようにすればよいのかと聞かれます。
【パイン材の洗面所小物入れ 写真のぱっと見は杉と区別がつきません)
その前に無垢材と言っても、パイン材(南洋材)の方がポピュラーかもしれませんね。
コーナンなどで売っている安い無垢板はほとんどがパイン材ですが、国産派を自認する私としてはよっぽどのことがない限り、輸入材は受け入れられません。
それに個人的にパイン材は香りが好きではないので使わないことにしました。
森林医学の論文(参考ホームページはこちら⇒http://www.fo-society.jp/forest-medicine/)でも述べられていますが、人が香りを嗅いで快適に感じ、生体が血圧や脳血流動態が沈静化する、つまり肉体がリラックスするのは日本の杉や桧なのです。
【杉の木製二重サッシ 神戸市須磨区横尾7-3 横尾4団地モデルルーム)
お客様は手入れというと何か特別なオイルを定期的に塗るような答えを期待されるようです。
確かに、出来上がった時にキヌカ(⇒ホームページはこちらhttp://www.e-sds.com/index.html)という米ぬかからできた無臭の液体を塗りますが、それ以外は何もしません。
【杉の内玄関扉 神戸市須磨区妙法寺 サンヴェール須磨妙法寺モデルルーム】
【杉の引き戸 洗面所の入口 同横尾モデルルーム】
垂直面、つまり壁や建具には埃らしい埃はつきません。
一つは無垢材は静電気が発生しないのでゴミを吸い寄せない。
二つ目は調湿機能があるので埃が水分を含んで固まりません。
建具のガラス窓の縁に埃が乗っていたら刷毛で払えばいいのです。
【ヒノキの床とスギの食卓 横尾モデルルーム】
床は、一番汚れやすいので、固く絞った綺麗なゾウキンかタオルで拭くだけです。特に汚い箇所があれば、ゴシゴシと強くこすってください。わが家ではそうしていますよ。
杉無垢の床板が1年4ヶ月過ぎましたが、全体的に白っぽかった床板がじんわりと濃くなっています。
杉無垢の場合、ひとつ注意点があります。それは重曹水を掛けるとその部分が灰色に変色します。
私は台所の油汚れやトイレ、洗面所の掃除に重曹水を使います。市販の顆粒の重曹を買ってきて水に溶かして使うのです。重曹は元々胃薬ですから、身体には悪くありません。
台所の換気扇などは油が流れ落ちるのでとても便利です。
でも、変色するので重曹水で掃除をするときは周りに広く新聞紙を2枚重ねで広げます。
仮に変色しても薄めたビネガー水(酸性のモノ)で拭けば、元通りになります。
無垢材は、埃にさえ注意すれば横着者にはぴったりのインテリア素材なのです。
皆さん、もっと気楽に無垢材を内装材に使いましょう?
杉と桧で中古マンションをリフォームする会社のホームページはこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
実際に経年変化しているモデルルームをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html