地元の木で作った公共建築物

愛媛県の県立武道館の外観


県立武道館の観覧席


某小学校の体育館


某小学校の講堂内部

木造の巨大建築物はどちらかといえば珍しい部類に入ります。
建築工事に素材や使用方法などの制約が多いので、鉄骨造や鉄筋コンクリートになれているゼネコンはとても嫌がるのだそうです。

県立武道館はたしか、有名な建築家、隈健吾氏の作品だったと記憶しています。
行政が地元産業の活性化のために手掛けたものばかりですが、その豪快さには圧倒されます。

木造建築でも、出来る人が指導すればこんな大きな建築物が可能になるのはとてもワクワクします。
外観もさることながら、内部の細かい細工はとても見事で地元の職人さんがきっと活躍されたのだと思います。

それ以上に感動したのは、小学校です。こんな木の香りいっぱいの建物が、都会の小学校で実現したらどんなにすばらしいでしょう。

ホルムアルデヒドなどで子供に頭痛や腰痛、時には湿疹をもたらすシックスクール症候群など、つまらない心配をしなくて済むだけでなく、木の香りや板目の優しさが「切れる子供」を減らすきっかけになります。

もし、出張ややご旅行で愛媛県に脚を伸ばすことがあればぜひ見学してみてください。
一見の価値があります。