木製二重窓の特許取得、置き床生活の特許出願
無垢材の梁
杉の積層材の梁
接着剤で杉板を貼り合わせました。
無垢材とは、皮を剥いた丸太をそのまま切断したものです。
部位の大きさに合わせて大小様々な丸太を切り分けて生産します。
断面を見ると木の年輪がそのまま見られます。
それに対して積層材は、以下のようにつくります。
まず、丸太の周囲部分を切り落とした「四角い無垢材」を数枚の板材に切り分けます。
次に人工乾燥機で乾燥させ、接着剤で数枚の板を木表と木裏が交互になるように貼り合わせてから仕上げます。
つまり無垢材とは、接いでいない木材のことです。
厚さは関係なくて、15㎜でも90㎜でも同じです。
積層材は一枚一枚は無垢材ですが、それを接着剤や高度な技法でつなぎ合わせて一本の部材にしたものです。
戸建新築住宅で軸組工法を採用する場合、主流は積層材です。柱や梁の反り、ねじれをあまり心配しないで済むからです。
当社のマンションリフォームで使う木は殆ど無垢材ですが、家具などあまり狂いが来てほしくない部分には積層材を使います。
合板と違って、国産材には温かみや調湿機能など人の身体に好影響を及ぶす力があります。
コンクリートでつくられたマンション空間にはこの木の力が必要だと思います。