網引湿原
昨日いただいた暑中見舞いハガキが興味深かったのでご紹介します。
『長く国内消費が停滞し、景気もなかなか上向きません。他方、国内の金融資産は増え続け一説によると1,700兆円を越えたと言われます。そして金融資産の多くは高齢者が持っているとされ、高齢者はもっとお金を使ってほしいと一部の政治家や評論家が発言しています。この件に対して「なるほど」と思う意見がありました。その意見を言った人は70歳を越えています。
その人が言うには「色々なところで高齢者はもっとお金をつかえという意見を耳にするが、欲しいと思う商品が無い。世の中の新商品のほとんどは若者を対象としている。企業はもっと高齢者が欲しいと思うような商品開発をして欲しい。私だって、欲しい商品やサービスがあれば買う」とのことです。
傾聴に値する意見と思います。確かに、話題の新商品・新サービスや、またテレビやネットの広告を見ても若い人を対象としたものが多く、高齢者といえば健康食品の類ばかりのような気もします。2015年10月の国勢調査による日本人口における65歳以上の割合は25.9%です。健康食品や介護関連以外に、欲しいと思える商品・サービスの開発が待たれます』