お宮参りと氏神様

宮本博文

宮本博文

テーマ:お宮参り

お宮参りは、新しい家族が生まれたことを氏神様にご報告に行くことです。 つまり新しく生まれた家族であるこどもを氏神様に紹介し、祝福していただくための儀式でした。母親にとっては、お産の忌明けの意味もあります。昔は、出産というのはけがれたものと考えられていたから、父方の祖母が赤ちゃんを抱いて連れて行くのが一般的だったのも、お宮参りをするまでのお母さんはまだ忌明けが済んでおらず、けがれを祓えていないからというのがその理由です。もちろん今はそんなことはないですので、こどものための行事となっています。 忌明けが済んでいないというよりも、産後の母親を気遣うためのしきたりであるとも考えられます。現代のお宮参りは父方のおばあさんにこだわらず、母方のおばあさん、お父さんなど、他の家族の方が抱いてもかまわないということです。

皆に祝福され、一緒にお参りできることは、ご家族みんなが幸せになる瞬間です。大切な節目を「記憶に残る写真」で残してあげたいと思い撮影させていただきました。


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