料金設定の方法
コインパーキング経営は奥が深い
「コインパーキング経営について、魅力はわかりますが、実際のところ、1時間の駐車料金で数百円しか収入にならないのでは?」
といった、ご質問やご相談を今まで何度も筆者は受けてきました。
しかしながら、考えてみてください。
なぜ、筆者がコインパーキング経営をおすすめしているのでしょうか?
その答えは、ただひとつです。収益効果が高いから!という事実以外に他なりません。
コインパーキング経営の収益効果について、オーナーさまたちは、最初は、半信半疑でお話を聞かれる方も多いのですが、丁寧にご説明させていただいているうちに、ご理解いただけるようです。
確かに一括借り上げ方式では、収益はあがりにくいかもしれません。
しかし、筆者がおすすめしている自主運営方式(パーセルフ)なら、高い収益効果が見込めます。奥が深いメリットについて次のコーナーでご紹介します。
回転率を上げれば売り上げも倍増
では、実際の収益効果について確認していきましょう。
まず料金設定ですが、都市部や地方など、地域によっても異なってきます。
どうしても人も車も多い都市部の方が収益率も高くなります。
料金の設定については、適正かどうか、DSSにご相談いただければ、ご提案させていただきます。
たとえば、3台駐車できるコインパーキングで1時間の駐車料金を300円と設定しましょう。
3つのカースペース全部、利用する場合、全ての車が1時間ジャストの利用とは限りません。
3台の車、A1時間、B30分、C20分の利用というようなケースは、車の出入りが多い都市部では、意外と多いのです。
1時間以内なら何分でも300円ですから、3台で900円の収入になります。
そうなると、回転率が高いと、もっと収益は上げられるということが言えます。
場合によっては、Bにすぐに、また駐車されれば、1時間600円の収入に、Cもさらに3回転したとしたら、900円になります。
ということは、1時間に1800円という収入になります。
予測では900円でしたが、回転率を上げれば、収益効果は上がるということです。それが1カ月となれば、当然収益は大きくなっていきます。
都市部の高い土地の購入料も数年で回収できると見込めます。
見込んだ売り上げの2、3倍にもできる可能性を秘めているのが、コインパーキング経営です。
料金設定の工夫は収益率の大きなポイント
料金設定は、もっと工夫すればさまざまなチャレンジが可能です。
収益に結びつく大切なポイントですので、DSSも積極的にお手伝いさせていただきます。
工夫できるポイントとして、ひとつは夜間の駐車料金を割安にすることです。
また、「1日最大1500円」など、長時間利用の上限を設けた一定の料金呈示をするのもアイデアでしょう。
ユーザーが「駐車したらお得だな」と思うようなお得感のあるツボをくすぐる必要があります。
テレビショッピンクの購買意欲と同じような心理的なわくわく感をアピールしましょう。
たとえば、1時間で区切るのではなく、15分100円、30分200円、60分400円としたら、どうでしょうか?
1時間300円と言い切るより、15分100円の方がお安く感じてしまいます。
そんな心理的な部分も含め、その場所にマッチした料金設定もDSSでは、ご提案しています。
料金設定で、注意したいこととして、周辺の駐車場料金の相場をはずしすぎないことです。他にもコインパーキングがあるなら、そこと金額の競い合いはやめて、一緒に活気づき成長する…という気概でビジネスをしてほしいと思います。
そうでなければ、値下げ合戦になってしまい、お互いにとって損になります。
工夫をしつつ、適正価格をキープしていればユーザーの信頼を得られます。