コインパーキング運営における土地の取得と運用手法
不動産投資をする前に、土地の相場についてリサーチしよう
コインパーキング経営は土地探しから…土地が重要なことは、もうみなさま、おわかりいただけたことと思います。
「この土地は良さそうだ」と思った土地があった場合、その土地の価格が高いのか安いのか…元々、不動産がお好きな方でないと、なかなか判断がつきかねるのではないでしょうか。
不動産投資をする前に、まずは土地の相場について、少しリサーチする方が良いでしょう。
その方が、値ごろ感のある土地をみつけやすいですし、適正な価格での土地購入に結びつきます。
何も知らずに、割高な土地を買ってしまったら、後悔だけが残りますから、充分な下調べをしておくのがベターです。
土地の値段は、3種類ある!
では、土地の相場について、どのように調べれば良いのでしょうか。
それは、とても簡単に調査できます。
ご自宅のパソコンで「国土交通省」のウェブサイトを見れば、調べられるのです。検索エンジンで「土地総合情報システム」と入れましょう。
そうすると「国土交通省」が出している「土地総合情報システム」サイトがすぐに表示されます。
http://www.land.mlit.go.jp/webland/
ここで、土地の価格を調べる前に、少し土地の値段について予習をしたいと思います。
土地の値段は、3種類あるとご存知でしょうか?
それらは以下の3つです。それぞれを解説しましょう。
● 路線価
国税庁が毎年7月に発表するもので、税務署が道路につけた価格のことです。土地の評価額は、該当する土地が接道している道路の路線価に面積を掛けたものになります。地価公示価格の8割に設定されています。
● 地価公示価格
国土交通省が定めた不動産取引の指標となる中立公正な価格です。
● 実勢価格
実際の取引価格のことです。もちろん地価公示価格に基準していますが、リアルな取引では価格が上下するのが通常です。取引価格は売買の当事者どうしが最終的に納得して決めるので、人気のある都市部であれば上回り、地方の人気のない所だと路線価割れするケースもあります。
土地総合情報システムを使って周辺の相場を調べる
「土地総合情報システム」をフルに使って、お目当ての土地周辺の相場を調べましょう。
このサイトでは、地価公示価格、実際に取引された価格などが表示されます。
では、使い方をご説明します。
まず、サイト上の「不動産取引価格情報検索」をクリックしましょう。
すると全国の地図が出ますので、調べたい地域の詳細を選択します。
その地域の市町まで選択でき、見たいエリアの過去の取引価格が参照できます。
最寄り駅、最寄り駅までの距離、取引総額、坪単価、面積、土地の形状、今後の利用目的、全面道路の詳細、都市計画、建ぺい率、住宅地か商業地等の土地の種類等……様々な項目が全部表示されています。
実は、知らない人が多いのですが、このサイトは大変貴重なデータの宝庫なのです。
土地購入の際に価格交渉に大変役立つ裏付け資料となります。
政府が表示しているデータは確固たる証拠となり価値あるものです。
価格交渉の際には、ぜひご活用ください。
DSSでも、ご相談いただけば、アドバイスさせていただきます。